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日曜日には鼠を殺せ (1964)

BEHOLD A PALE HORSE

監督
フレッド・ジンネマン
  • みたいムービー 8
  • みたログ 45

3.68 / 評価:19件

闘う男の誇り

  • Tokeymorfield さん
  • 2011年7月23日 9時22分
  • 閲覧数 808
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

まず最初に驚いたのは冒頭の実写映像から映画のカットに切り替わるところ。

武装解除のシーンも実写と思って見ていたら、なんとそこからグレゴリーペックが登場したときは本当に唖然としてしまった。

こんな導入部をこれほど鮮やかな手際で撮る監督はジンネマンをおいて他にいない。まさにドキュメントタッチの社会派監督として面目躍如たる所以だ。

登場人物のクローズアップ、ぎらぎらひかる眼光、モノクロのコントラストを強調した緊張感たっぷりのアングルを多用し、カットひとつひとつの主張をより一層際立たせている。引きのショットもドキュメンタリーと見紛うようなシャープな画面構成に、2時間ひたすら酔いしれること間違いない。

念願のアカデミー主演賞を獲得し、脂の乗りきった時期のグレゴリー・ペックが見せる円熟した演技もまた素晴らしく、かつて勇敢に戦ったであろう実在の闘士を彷彿とさせる。

罠と知りつつ、今一度自らの信念に従わせたものは母への思慕と望郷の念であり、その思いに導いたのは、かつて忌み嫌っていた聖職者というあたりも捻りが効いている。

ラストの容赦ない瞬殺シーンも鮮烈な余韻を残しながら、最期まで闘士として生きた確かな証しが表現されていて、不思議と悲壮感がない。

真の誇りがそこにあるからだろう。

これこそジンネマンの真骨頂!紛れもない傑作!

詳細評価

物語
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音楽

イメージワード

  • スペクタクル
  • 恐怖
  • 勇敢
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