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日曜日のピュ (1994)

SUNDAY'S CHILDREN/SONDAGSBARN

監督
ダニエル・ベルイマン
  • みたいムービー 7
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3.57 / 評価:7件

ベルイマン父子の愛情

  • URYU さん
  • 2009年11月18日 21時46分
  • 閲覧数 457
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

「ベルイマン自伝」(新潮社)【※すでに絶版】の中に『落下する「にがよもぎ」の星』という章があり、その内容を完全映画化したと思われるダニエル・ベルイマン監督作品。8歳の頃のアーンシュト・イングマル・ベルイマンその人の視線で、宣教師だった父親エーリックや家族の交流を暖かく描いている。

イングマルと父親の確執は、彼の映画の中で度々かたちを変えて登場し、根深いものが存在する事が分かるが、両親の死後描かれた自伝の中の父親は、厳格な中にも息子への愛情を忘れない人間味のある人物として描写されていて、このダニエルの映画でもその親子の交流が微笑ましい。イングマルは自伝を書いた時、すでに父親を許し、親愛の念を取り戻していたと思われる。

<死別するまで50年連れ添った妻の日記を偶然みつけた老いたエーリック・ベルイマンは、妻が自分との結婚を「一生の不覚」と感じていた事を知りショックを受ける>
また<死の床のエーリックが、見舞いに来た息子イングマルの手を握って言葉にならないウワ言の様な小声で、息子への神の祝福のお祈りを唱える…>等
老いてからの父を描いたシーンを挿入する構成は、原作となった著作と同じ。

宣教師エーリック像を、イングマルが脚本、実息のダニエルが監督して描く…という父子三代の仕事が、I・ベルイマンファンには興味深い一編だった。

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