あらすじ・解説
映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。
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作品レビュー(767件)
- bat********
4.0点
ネタバレ優しさと映画愛に溢れてる名作
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kbd********
5.0点
息子ほど歳の離れたトトをアルフレードが対等な友達として接してて素敵でした。小さなトトがアルフレードを必死に助ける行動に感動。学もなく映写機職人を続けるしかなかった彼が人生の師のようなキャラになるとは想像外でした。サルヴァトーレの成功も彼の存在が大きい。 大きな産業もなく石造り石畳の1950年代?のイタリアの街並みはのどかでいいですね。旅行者目線であって地元民はそんなことないかもしれませんが。サルヴァトーレが帰郷したときは時が流れ、知人も減り自動車が増え街は様変わりしていました。思い出の地に懐かしさと寂しさの感情に共感を覚えます。 夫も帰還せずつらい家庭状況でトトにも手を焼いていた母親も後半には成長したようでした。 映画館でツバを吐きかける客が何だっかよくわからなかった。 音楽もとても良いですね。作曲された方が少し前に亡くなられてしまったようで。素敵な音楽ありがとうございます。 他の方のレビューも見ると劇場版と完全版というのがあるんですね。気になりました。
- hir********
5.0点
映画、反戦、人間と恋愛、そして人生、それらの賛歌。 欧州の映画はそういう題材のものは、宗教色が強いが、この映画は単純に映画を愛し達人達の物語。 自分には、この主人公は等身大の人間に思え好感が持てます。 大傑作です。
- kan
1.0点
最初見たのは、劇場公開版でした。 すごく感動したし、人にも勧めました。 美しいウソの話だと思ったから。 最初の方で、トトが親に内緒で映画を観る、迎えに来た親が無駄遣いしたことをなじるのに対して、アルフレードがつくウソ、トトとアルフレードのウィンク…、これが最初のウソで、最後のそして最大のウソが、「お前を見たくない」と突き放した別れのウソ。 ですが、「完全版」を観て愕然としました。美しい「ウソ」なんかじゃない、自己保身だったり、自己欺瞞、そういう汚いウソでしかない。 なので、同じ場面を見ても、完全版と劇場公開版とでは、意味が全く違ってくることになります。そして、完全版を観てしまった今、その記憶を打ち消すことは不可能で、劇場公開版に対する評価も変わらずを得ません。 完全版にはかなり長時間の監督のインタビューが収録されていて、それを見るだに、劇場公開版は当時無名だった監督にとっては、いやいや編集されたものであり、本来の意図とはかけ離れてることが明らかです。 完全版は、まとまりがなく、主人公の行動様式に共感できないのは、葬式のために戻ってきた機会を使ってストーカーする陰湿さもさることながら、全てはウソの後始末として描かれているところにあります。 ストーリーとは別の、映像美についても、監督自身が認めるように、キャストのフケ顔が雑なので、まるで学芸会のように見えます。 音楽だけは、変わることなく切なく美しい。 綺麗事かもしれないけど、美しいウソの物語として完結しておきたいのであれば、劇場公開版だけをご覧になられることをお勧めします。完全版という言葉に惑わされてはいけません。監督自身が言うように、劇場公開版は、監督の作品ではありません。 だからいいのです。監督の構成力のなさが、プロデューサーその他によって補われていたからです。 ウソを平気でつけるのがイタリア人、許容するのがイタリア社会なのか、と思うのは、おなじイタリア映画で、「感動の名画」とされる「ライフ・イズ・ビューティフル」でも同様で、ちょっと考え込んでしまいます。
- kt7********
5.0点
・サルヴァトーレ・カシオ(トトの幼少期役)の笑顔がトニカクカワイイ ・監督の「映画愛」が目一杯に詰まってる作品 「劇場公開版」と「完全版」では物語の主題が大きく異なるので、注意が必要。 舞台となる映画館「パラダイス座」と集う人々が中心の劇場公開版と、トトの人生が中心となる完全版。 人それぞれの感想があるけれど、完全版での青年時代がどうしても、ねぇ... 個人的にはトトの青春はちとキモいのですよ...
スタッフ・キャスト
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受賞歴
カンヌ国際映画祭第42回
アカデミー賞第62回
ゴールデン・グローブ第47回