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アンビリーバブル・トゥルース (1989)

THE UNBELIEVABLE TRUTH

監督
ハル・ハートリー
  • みたいムービー 18
  • みたログ 40

3.76 / 評価:17件

発掘良品を観る #451

  • 一人旅 さん
  • 2018年5月31日 22時10分
  • 閲覧数 357
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
ハル・ハートリー監督作。

刑務所から出所したばかりの男と世界の破滅を危惧するティーンネイジャーの恋を描いたドラマ。

ニューヨーク・インデペンデント界の代表的映画作家:ハル・ハートリーが僅か11日間で撮り上げた長編初監督作品で、恋人の父親殺しの罪で服役していた謎めいた男と彼が勤める自動車修理工場経営者の娘の出逢いと風変りな恋の顛末を、主人公らを取り巻く様々な人物との交流&掛け合いの中に映し出しています。

ハートリー作品は5本目のレビューですが、長編初監督となる本作で既に監督の独創的な作家性が十二分に感じられる作品に仕上がっています。ハートリーの作る映画の特徴といえば“掴み所のない作劇”で、その何にも縛られることのない自由な気風が冒頭からエンディングまで貫かれています。今回は出所したばかりの訳ありの男と、核戦争によって世界が滅ぶことを憂いてやまないティーンネイジャーの風変りな恋を描いたお話ですが、例によって年の差男女の恋愛模様をストレートに描こうとはせず、回り道に回り道を重ねながら二人が自然に惹かれ合っていく様子を映しています。

世界を悲観するティーンネイジャーと出世志向の元カレが織りなすチグハグ(お互い一方通行)な会話劇や、主人公の男と彼に色目を使うケバい女の“同じセリフの応酬”等、他人同士の心と会話の噛み合わなさがユーモラスに描かれています。そしてそれとは対照的に、人生の影の部分を共有する訳あり主人公&ヒロインの心的接近と愛という真実の発露を言葉によらない“感覚”で導き出しています。主人公の過去を巡って虚実ない交ぜの噂が人々の間で錯綜したり、ヒロインが妄想的に世界の終焉を信じ込み続けていることからも判るように、本作は表面上の言葉や情報によって埋もれていた真実を掘り起こすお話であります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 不思議
  • コミカル
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