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家

BURNT OFFERINGS

116

j_u********

4.0

ネタバレ不気味さが際立つオカルト映画

家が人を襲うオカルト映画です。 悪魔が家に憑依するという設定はオカルト映画の王道的設定ですが、その大半は、その家を舞台に悪魔や霊と対決しますよね。 ところがこの作品では、家そのものが生きているような設定で、まるで意志を持ったモンスターのように描かれています。 決して死ぬほど怖いホラー映画ではなく、稚拙な特撮にも失笑してしまうところもあります。 ただ、逆に派手さを抑えた映像表現が結果的に不気味な雰囲気を作り出していて、個人的には非常に好きな作品です。 笑みを浮かべる黒服の男、姿を見せない老婆、部屋に飾られたたくさんの写真、そして犠牲者を増やすたびに美しくなる家・・・ 幼い頃にテレビで見て以来、軽くトラウマになりました。 俳優たちの演技がやや大袈裟なのが気になりますが、これも70年代らしいテイストでしょうか。 ゴシックホラーのような雰囲気もあり、70年代のオカルト映画ブームを語る上で欠くことのできない作品だと思います。 最近作られたオカルト映画は展開も早く、まるでアクション映画のように動的ですが、ジワジワと静かに忍び寄る恐怖を味わいたい方にお勧めです。

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