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ネバーセイ・ネバーアゲイン (1983)

NEVER SAY NEVER AGAIN

監督
アーヴィン・カーシュナー
  • みたいムービー 13
  • みたログ 732

3.72 / 評価:172件

ロートルなボンドも乙なもの

  • カーティス さん
  • 2019年8月12日 20時40分
  • 閲覧数 199
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

『サンダーボール作戦』をリメイクした007シリーズ番外編。

ストーリーの大筋は旧作と一緒ですが、細部はかなり異なります。とくに異なるのはボンドと彼を取り巻く環境。ボンドは現場を離れたロートルなスパイとして描かれており、訓練でミスを犯したり不摂生を咎められる始末。MI6は予算不足で困窮していて、00要員は時代遅れだと思われているという、本家では出来そうにない設定の数々。なかには「007を冷遇する後任M」や「黒人のフィリックス・ライター」といった、後年の本家作品を先取りしたものもあるのが興味深いです。
これらの改変がすべて成功していたわけではありませんが、本家とは違う新鮮さはあったと思います。

一番の目玉はショーン・コネリーの復帰。さすがに最後のボンド映画から10年以上経っているので、顔は老けていますし、体は太り気味。ただ、若い頃の脂ぎった印象がなくなり、落ち着きのあるおじ様になっていて、これはこれでカッコいいです。流石に格闘シーンはきつそうですが、前述のロートル設定のおかげでそこまで違和感を覚えずに済みました。(というか、なんのフォローもせずに、ロジャー・ムーアの老体に鞭を打っていた本家がおかしいとも言えるのですが…。)

内容自体は、つまらないというほどではないですが欠点が目立ちます。捜査線上に浮上したわけでもないラルゴをなぜか捜索し始めるボンドや、機密情報が記された宝石ごとヒロインを追放するラルゴなど、唐突な展開や不可解な展開が散見されます。また、アクションシーンが少ないので盛り上がりに欠けるのも難。これらの点は旧作の方が一枚上手でした。

その反面、水中アクションの見づらさや、核爆弾奪取シーンの冗長さといった、旧作で気になった部分はきちんと改善されています。また、悪役のキャラは本作の方が立っているように感じました。これらの点は本作の方が一枚上手です。

というわけで、新旧ともに一長一短という感じでしょうか。私個人としては、こちらの方が好きです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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