硫黄島の砂

SANDS OF IWO JIMA

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硫黄島の砂
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(12件)


  • JUNJUN

    4.0

    感想

    いや〜、みんなカッコ良すぎ。そしてこの迫力はなんだ?あっという間にエンディング。

  • kih********

    4.0

    いい映画ではあるけど、所詮は戦時国策映画

     映画を始めるにあたりご挨拶が入ります。いわく、「祖国のために勇敢に戦う愛国者の鑑、アメリカ合衆国海兵隊に心より敬意を表する。」  映画が終わるにあたり、海兵隊の歌が字幕付きで響きます。単純なフレーズの繰り返しで、「正義と自由と名誉を守るために 我らは誇り高き合衆国海兵隊」  すなわち、アメリカ合衆国の戦意高揚の国策映画です。  これが原爆投下の4年後の映画です。それが、日本の映画は占領軍の規制で、戦争もの、暴力のシーンのあるものは制作・上映できない時です。なのに、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約が調印された翌年(つまり戦後7年目、この映画米国内公開の3年後)には、敵国であった日本国内でまで上映されたのです。  何と手際のいいこと。ご都合のよろしいこと。国策映画は戦時中であればどこでもやることだし、戦勝国であれば「おごりたかぶり」も出て来るでしょうけど、敵対国であり敗戦国であれば、およそ受け入れられない話です。不愉快な映画です。  迫力満点のカッコいい映画ですか? 「愛国者の鑑に心より敬意を表する」のはご勝手ですけど、「正義と自由と名誉を守る」っていう戦争の大義は、この映画ではどういう場面のことですか?   僅かながら、「さすがアメリカさん」と感じさせるのは、60年後に発表された硫黄島・『父親たちの星条旗』でしょう。あの有名な星条旗の写真が、実は意図的な演出であり、戦時国債を呼びかけるPR写真であったという、ま、不名誉であろうことを明らかにしているからです。『硫黄島の砂』は『父親たちの星条旗』を見た後で“鑑賞”するのがいいようです。60年前の彼らの「正義と自由と名誉」が白々しく見えます。  今、アメリカさんに必要なのは、国際的な謙虚さではないですか?

  • syu********

    3.0

    『硫黄島からの手紙』の58年前

    リチャード・リンドバーグの『第2次大戦日記』(新庄哲也訳、新潮社、1974年)。リチャード・リンドバーグは、1927年にニューヨークからパリまで、単発飛行機「スピリット・オブ・セントルイス」号を1人で操縦し、33時間で飛んで見せたヒーローだった。 彼は、大戦末期の南太平洋戦線をアメリカ軍の技術顧問として視察し、その記録を出版した。その中にリンドバーグが見た戦争の悲劇がある。 アメリカ軍は硫黄島で、日本兵に投降を呼びかけるビラを撒き、捕虜を保護したとしているが、リンドバーグの日記には「穴の底には5人か6人の日本兵の死体が横たわり、我が軍が放り込んだトラック1杯分の残飯や廃物で半ば埋もれていた」など、アメリカ軍の姿がつづられ、「米兵にとって日本人は動物以下で、人間として見てはなかったのだ」とリンドバーグは結論づけている。終戦から4年後の1949年製作された『硫黄島の砂』にも同じ意識が流れているように思われる。アメリカ兵にとって日本兵は、心を持った同じ人間ではなかったのだ。動物のように見えていたのだろう。“戦争”という病である。そして、「戦争の悲惨」も伝わってくる。 ジョン・ウェインは、この作品でアカデミー賞にノミネートされたが、受賞を逃した。日本の兵が「人間として」描かれた映画『硫黄島 からの手紙』が2006年のアカデミー賞候補になるまでには、『硫黄島の砂』から「58年間」の時間が必要だったのである。 硫黄島の星条旗を実際に立てた兵士たちが出演していることでも有名。

  • dck********

    4.0

    米軍宣伝映画でも良質の部類にランク

    ハリウッドが1940年代末から50年代にかけて製作した米軍宣伝国策映画はかなりの本数になりますがJ・ウェインが海兵隊軍曹役で出演した「硫黄島の砂」は内容的にも良質の部類にランクされる戦争映画です。 国策映画と言えば政治色やイデオロギー臭さが目に付く事が多く、なかなか素直に評価出来ないものが多いのが実情です。 ソ連をはじめ共産国の国策映画もそうですがアメリカで製作された国策映画の大半も同様で今日の視点で見ると時代背景を理解する資料としての価値は認められても”映画”として評価するには難があるものが大半です。 「硫黄島の砂」は太平洋戦線で活躍したアメリカ海兵隊の武勲を称える米軍宣伝映画である事は間違いないのですが戦場の冷酷な現実や海兵隊内での厳しい規律や訓練の様子、複雑な人間関係の葛藤なども上手く描いていて相応のドラマとしても仕上がっています。 太平洋戦争では海兵隊も日本軍との戦闘で多数の犠牲を出しており、戦争終結直後に製作された映画で悲惨な戦争の現実を省いて描写する事は戦争体験者や戦死者の遺族の感情を逆に刺激してしまう、との配慮があったのでしょうか・・・・? もちろん、この映画の趣旨は米海兵隊の武勲を称え尊い犠牲を偲ぶというものですが、国策映画と言えど戦争の現実を描かなければならないほど第二次大戦が甚大な犠牲を出したという事を痛感させられます。 (雑談1)J・ウェイン演じる主人公は海兵隊のストライカー軍曹。J・ウェインは数多くの戦争映画に出演したがほとんどが士官の役で下士官役は大変珍しい。 (雑談2)この映画の戦闘シーンはタラワ環礁ベティオ島と硫黄島の2箇所。 いずれも太平洋戦争の激戦地だったがタラワ環礁ベティオ島では米軍側のあまりに多い犠牲に米議会や世論が強く刺激され米軍上層部の責任追及にまで発展しそうな状況だった。 (雑談3)この映画と同時期に製作された他のハリウッド製戦争映画と同じく戦闘シーンは実写映像とオリジナル撮影を組み合わせて編集されているがオリジナル撮影部分も海兵隊全面協力で行われているので迫力満点で観る者を圧倒する。実写映像とのマッチングも良。 (雑談4)硫黄島で火炎放射器を使用して日本軍トーチカを焼き払うシーンで登場する米軍戦車はM4A3「シャーマン」POA-CWS-H5。主砲と火炎放射器を連装にして搭載した砲塔が特徴だが、この型式は第二次大戦には実戦参加していない。 この「シャーマン」が登場するシーンでは日本軍の九五式軽戦車も少しだけ姿を見せる。 (雑談5)海兵隊員が鉄兜に被せている迷彩カバーは海兵隊独自のもの。テレビドラマ「コンバット!」でビック・モロー演じるサンダース軍曹が同じ迷彩カバーを鉄兜に被せているがサンダースは陸軍の兵士なので実際にはありえなかったと思われる。

  • abu********

    3.0

    佳作

    序盤の会話は至極退屈ですね。 あまり葛藤劇としては面白い映画ではありませんが、 当時の映像が頻繁に使われていて、それらの映像が 貴重でなかなかいいですよね。 硫黄島の戦いと言えば、その年の ピューリッツァー賞にも輝いたあの有名な写真がありますね。 それをきちんと再現していて、最後はまぁ愛国的な感じで 締めくくられますけど、この映画が作られた年は 戦後からまだ4年しか立ってないんですもんねぇ。 戦争映画は、時代によってだいぶ作られ方は変わりますね。

  • oce********

    4.0

    人情味ある鬼軍曹

    今ではクリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」が最も端的に表している硫黄島の戦い。 それ以前はこのジョン・ウェイン作品が一番有名かなと。 敵対する日本兵の姿はほとんど出て来ずに、あくまでもアメリカの海兵隊員の一隊に照準を合わせて描いている。 そこに新しくやって来た隊員と、束ねる軍曹の鬼のようなしごき。 現存のフィルムと組み合わせている戦場シーンの迫力は出色。 厳格さやアメリカ軍の高揚部分はいらないが、兵士たちの団結が高まっていくシーンは充分見れるものになっている。

  • ali********

    5.0

    ☆150th☆戦争直後の現実感のある佳作

    500円DVDだが「白黒」なので買おうか迷った。しかし鑑賞して、戦争直後の映画の価値が分かった。映像がわずかに不鮮明でカラーでなくても、気にならない。記録映像も取り混ぜ、当然ながら、今日のCGを駆使したカラー映画より、ずっと臨場感が強い。戦争の記憶が鮮明な時期に、しっかり作られた映画なので、歴史的な価値がある。また、今日の映画では見れない、軍の日常と戦場の様々な場面を、知ることができる。 第2次大戦後半の米海兵隊の話で、NZでの訓練 →休暇とロマンス →タラワ島の激戦 →ハワイの休暇 →硫黄島の激戦を、どちらかといえば淡々と描く。ヒーローは登場しない。ただ、厳しい小隊長(?)ストライカーを軸に人間ドラマの味を出し、また戦争映画の常だが、多彩な兵士像を設定している。 鬼隊長ストライカーの描き方は、計算されているらしく、うまい。「厳しい上官だが結果的には兵士を鍛えたのだ」という調和的な筋書きではつまらないので、「性格的に極端」という面を出している。観客は、どうなることかとハラハラすることになる。最後の場面も、ウェットすぎずドライすぎず、まとめている。 アメリカ軍の人間関係や規律が、とても興味深い。ストライカーは体罰に近い行為をするが、これは憲兵に見つかると罰せられる。堂々と抗議するインテリ兵士も登場し、「民主主義の下での権利を行使する」というセリフをしゃべっている。ストライカーは自制する。 ・・・第2次大戦はアメリカにとって民主主義を守る戦いだった、という宣伝と確認なのだろう。海兵隊の軍歌が流れるが、「権利(植民地獲得の権利も?)、自由、名誉のために世界中で戦う」という歌詞だ。「自由」という目的が、旧日本軍と違う【注1】。 さて、私が当時のアメリカ軍についてもっとも知りたいと思っていた疑問は、 「自由な社会を維持しながら、どのように兵士を動員し、死を覚悟の日本軍との過酷な戦いを進めたのか」 ということだ。 この映画からは、次のような答えを得ることができた。 ・十分な訓練による一定の習熟と自信。 ・兵士は、いったん上陸用の船で島に送り込まれてしまえば、戦うしかない。 ・場合によっては、指揮官が先頭に立つ。 ・強力な砲撃、空爆、戦車等で、日本軍を制圧している自信がある【注2】。  【注1】日本軍の軍歌で戦争の目的をうたう例。 「大君の辺にこそ死なめ」(海ゆかば) 「見事散りましょ、国のため」(同期の桜)  【注2】この点では、硫黄島上陸作戦の前の兵士へのブリーフィングが興味深かった。「この島には**日間、空から爆撃を続けた」「しかし敵は残っているかもしれない」とクールなものだ。また、不安を訴えるインテリの兵士にストライカーは、「大部分の者は生き残る。確率はお前にとって有利だ」(ここの日本語字幕はたぶん誤り)と語りかけていた。 また細かい点だが、タラワと比べて硫黄島では、日本軍トーチカに対する攻撃方法が明らかに進化し、米兵にとって犠牲の少ない方法になっている様子も見れる。

  • デビッド

    3.0

    行け行け当時

    旧作、昔のアメリカだから、行け行け当時のジョン・ウェインだし、それなりに観なくては。でも辛いのは日本人だから。

  • hai********

    2.0

    戦争映画が問われること

    この映画があることを恥ずかしながら知らなかったです。最近書店でDVDを見つけて購入。(500円でした) 戦争映画はそれがシリアスでもコメディーでも、製作サイドの戦争に対する視点が問われてしまうのが宿命かと思います。「父親たちの星条旗」と同じ戦場を描いた映画なのに、180度違う描き方。現代アメリカのベラル派の監督が描いた「硫黄島」と、戦後まもないころの戦勝ムード絶頂期のアメリカ映画人の描く「硫黄島」  この映画の戦場はモーパックらの戦場報道陣の実写フィルムを多用しているそうですが、私はコンピュータグラフィックでつくられた「父親たち星条旗」の方に、リアルな戦場を感じます。  レンタル屋さんにも並んでいましたので「父親たちの星条旗」をご覧になった映画ファンのみなさん、興味がありましたら鑑賞してみてはいかがでしょうか。

  • jja********

    3.0

    ややジョン・ウェイン色強し

    この頃の、アメリカの第二次大戦モノは、戦後間もないこともあり(戦中のものも含め)実際の兵器を使ったりして、結構リアルなトーンのものが多い。さらに実体験としても直後だけに歴史的な考察以前に臨場感がある。一方で、特に戦中モノは日本で公開の機会がなかったり、どうせ反日プロパガンダものだろうという風に片付けがちだが、なかなかどうしてニュートラルである。本作もその流れではあるが、その中ではジョンウェイン的要素が強すぎるのと、やや日本兵の扱いが乱雑な感じを受ける。個人的には、あまり役者の印象が確立していない(当然当時の名優とは思うが、私にとっては新鮮な人)方が演じているモノの方が素直に見られてよい。

  • pia********

    4.0

    硫黄島

    今、Yahoo!動画で観られます。 まあこれは戦後、アメリカ国内において、海兵隊の存続の是非が問われていた頃、当然存続派の後押しで製作されたものです。「歴史認識」云々の視点で映画を見るというなら、そういった視点で見られれば宜しいかと思います。 「鬼軍曹」のキャラがこの映画で確立し、後年の戦争映画に決定的な影響を与えました。主演がジョン・ウェインですので、良くも悪くも彼の映画です。戦争の虚しさを描いてはいますが、アメリカ映画らしくエンタメになっています。「映画」ですので、これでいいと思います。現実云々なら、ドキュメンタリーなども最近はレンタル店に並んでいますので、そちらを当たれば宜しいかと思います。

  • tar********

    4.0

    盛り沢山で。。

    戦争映画だが、恋も、教育もサスペンスもと色々盛り込まれていて、 なんとなく散漫な感じ。 しかし、ジョン・ウェインは素晴らしかった!

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