2013年7月20日公開

野いちご

SMULTRON-STALLET/WILD STRAWBERRIES

902013年7月20日公開
野いちご
3.8

/ 171

35%
26%
27%
8%
4%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(41件)


  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレ不世出の天才・ベルイマン!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • msc********

    2.0

    正直、セリフを変えたら名作に成れそう。

    映画は日々進歩して今に至る。 65年も昔の映画を現在の基準で測るのは公平ではないが、 観る価値があったかというと、そうは思えない。 ★2.0  (ただ、そんなに酷評するレベルの作品でもない、あしからず) 何と言っても、テーマが分かりにくい且つ、表現が薄っぺらい。 誰もが心に抱えている普遍的な価値、葛藤を描きたかったのだろうが、 終始ピンボケ状態で物語が終わりまで進んでしまった。 (そもそも描いてたのかな?) 行間を読ませるような工夫も無く、ただ観る人の空想力に頼りっぱなしでは、 それは、ただの退屈な映画だろう。 要は、セリフ選びにセンスがない。 ...だから伝わらない。 (難しく難しくしようとしているようにすら感じる) 大まかな脚本自体は、現代でも通用するお手本的なモノだ。 正直、セリフと演出を変えたら名作に成りそうな感じすらある。 (でも、すでにそれは別の作品か?...) それでもまあ、なんだかんだ言われながらも、60年以上観られ続けてきた映画だ。 古い資料的な価値は十分あるのだろう。

  • le_********

    5.0

    ネタバレ粋な会話にベルイマンのエレガンスを見る

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sat********

    5.0

    ネタバレ死ぬ前にようやく自分を振り返る

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kih********

    5.0

    優雅な方にも、老後の孤独・不安があるの?

     ご老人が独白する。字幕を(ちょっと長いけど)そのまま転写すると、 「いわゆる“人付き合い”のおもな中身はそこにいない誰かの噂をし悪口をいうことだ。/私はそれがいやで友を持たなかった。/人との付き合いを断った。/年を取った今ではいささか孤独な日々だ。」 「生涯がむしゃらに働いた。/不満はない。/単なる労働ではなく科学の進歩に貢献できた。」 「息子も医者になりルンドに住んでいる。/結婚して長いが子宝には恵まれていない。/ 母は高齢だがいまだに元気いっぱいだ。/妻のカーリンはとうの昔に死んだ。/アグダは優秀な家政婦だ。」 「私は学者肌で気難しく扱いにくい。/そのせいで自分も苦労したが――/周りの人間にも散々苦労をかけてきた。」 「私の名はイーサク・ボルイ。/78になった。/明日ルンド大学で名誉博士号を受ける。」  私の「周りの人間にも」こういう「人との付き合い」を疎ましく思い、それでいて「孤独な日々」も心地良くはない、「学者肌で気難しく扱いにくい」のが(何人も)居る。「78」才というから年齢的にはワタシも近い。映画は、このイサーク・ボルイ氏の一人称の回顧録。  興味がある。冒頭の独白シーンだけでも、およそ想像もつく。そして、その想像のとおりだった。共感できるし、納得もいった。さてこのご老人、名誉博士号も授与されてこのあと如何お過ごしになるのだろう。  彼は嫌な夢を見る。その悪夢を振り払ったのは、長いこと疎遠だった娘だった。そして、ドライブ中に出会ったヒッチハイクの若者たちだった。それでハッピー・エンド。  いやいや、エンドじゃないんだ。79才から先、「学者肌で気難しい」ままで、生きていけるのかな?いやいやいや、こういうのこそが余計なお節介というもの。  ワタシ? 私は大丈夫。「優秀な家政婦」も居ないし、「名誉博士号」なども縁がないけど、……。「周りの人間にさんざん苦労をかけた」ことはないし、「気難しくあつかいにくい」こともないから、それよりもなによりも、彼にはないものがうちにはあるのだから。そう、子どもたちはすぐに子宝に恵まれて(だからワタシは孫宝に恵まれて)、妻は「高齢だがいまだに元気いっぱい」(だから必ずワタシより長生きする)。もちろん、誰にも苦労はかけない。ねっ 「周りの人間」の皆さん? そうでしょ? 

  • rec********

    3.0

    ベルイマンは気楽に観るに限ります

    針のない時計を本気で見せてくれてもイイんじゃないの?  蓮實重彦先生は「いくら幻想シーンとはいえの針のない時計なぞ本気で見せて欲しくなかった」と辛辣なお言葉を投げかけておりますが ワタシ個人は3度目の鑑賞でも何となくほんわりと楽しんでました。 ベルイマンは余興映画として観ればそれはそれで悪くはございません。

  • 柚子

    5.0

    人生を振り返る旅

    地位も名誉もあるが、孤独だという老人の回想録 ロードムービー形式で、我が人生を振り返る… “孤独”には見えないが、人それぞれに、孤独の定義も違うのだろう 人の数だけ人生をがあって、いろんな生き方がある たくさんの人に囲まれているだけが、幸せではない 自分のことをわかってくれている人が、一人でもいたなら、それは充分に幸せなこと このおじいさんは幸せだな…

  • tot********

    3.0

    老いて己の人生を振り返る・・・

    ベルイマン作品と聞くと難しそうですが、観てみて自分なりには理解した。自分なりには・・・ね。ベルイマンのホントの意図は知りません。ただ自分も歳をとってきて、なんとなく分かる気もする。モノクロ映像もいい。キャストもみんないい。老博士に重要な影響を与える3人の若者は特にいい。メイドとのラストのやりとりも微笑ましいです。最初の夢のシーンなんか観ていると、この人に正統派ホラーを撮らせたらめっちゃ怖いんやないかな、と思ってしまいました。ベルイマンにしては理解でき易い作品とのことですが、それでもハナクソほじくりながら観るような映画ではありません。

  • hor********

    3.0

    歳をとるということ

    ヨーロッパ風の個人主義的な輪郭がはっきりした映画だ。 歳を取っても周りといまいち交わりきれない、孤独を地で行く老人。 実は若い頃と大して変わらなかった。 針のない時計は、人間の成長のしなさ加減を表しているとみた。 円熟って、いうほど簡単ではないと思う。 自らを振り返って、そう思う。 そんな題材の映画が面白いわけがなかろう。3点が限界だ。

  • bar********

    5.0

    ネタバレ野いちごと聖化

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • abu********

    3.0

    ネタバレ見所は夢のシーンかな

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • aki********

    4.0

    10代で初鑑賞…??

    そして50代半ばで再鑑賞。 …??の余韻は時空を超えてもさほど変わらず、でした。 28.10.16

  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレ書斎で物書き 犬が座る

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • emi********

    3.0

    ネタバレ60年前なのに

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • jir********

    3.0

    老人版スタンドバイミー

    ロブライナーのスタンドバイミーは少年になりきろうと膝をついて子供目線で監督たちが生活したり、出演する少年たちの実際の悩みと役の悩みをリンクさせて制作された。 なので少年時代の瑞々しい気持ちが反映されている。 本作は、歳をとり大学教授として名誉だけはある老人が自分の功績を祝ってもらう式典があるため旅に出るという物語。 このお爺ちゃん、とにかく周りに人がいない、友達もいないし奥さんもいない。 人付き合いというのは、 他の友達の評価を延々と聞かされるものなのでうんざりだ、と 仕事だけに打ち込んできた その結果寂しい 今、圧倒的に寂しい・・・ ただもう年寄りなのでどうにもならない。 これは、まるまる現代の若者の未来を示唆しているようだ。 その老人の寂しさ、無力感などが 見ていて老人に一緒になりきるかのように見事に体現されている。 そういう部分がスタンドバイミーと共通しているのだが、スタンドバイミーの、友よそばにいてくれ、という意味は 本作では真逆になる。 あっちは友達に囲まれた少年時代、こっちは孤独な老人ということで。 時計に 針がついていない夢を見たり自分の存在意義を失ったり、この老人は、生きているが死んでいる。 この、生きているか死んでいる、というのは黒澤明の、生きる、にも続いていく話だ。

  • tos********

    3.0

    老いて見る夢

     芸術系映画の名作は、ちょっと苦手です。お爺さんが主役のロードムービーは結構好きです、この作品は車で半日ですが。  夢をありのまま表現し、それについて考えること。夢判断的に深く読み込んでいくのも良いと思いますが、その辺は苦手です。ただ、生きているのに死から生を見るような嫌な夢は、自分なりに生きてきたけど老いて後悔もある、誰でもその時が近づいたら見るのかも。

  • tes********

    2.0

    ネタバレ同監督2作品目鑑賞。やっぱり退屈です。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nfn********

    2.0

    自分には高尚すぎたのか

    数時間前にNHK-BSで観ました。一種のロードムービーなのですが、説明的かつ難解なセリフが多すぎて、字幕に追いつけず、良さが全く理解できませんでした。文学的な作品で心の機微を感じ取るべき作品だということは理解できていたのですが...問題を抱えた家族の物語を振り返るだけ、という印象しか残らず、全く楽しめず、「だから何?」という感想しかなく、恐らくしばらくすると観たことすら忘れてしまいそうです。同じようなタイトルの「野のユリ」は楽しめたのですがねえ。とにかく、私の肌には合いませんでした。

  • kps********

    3.0

    虚無主義に囚われる

    ベルイマン作品5本目!!かな? 前回見た『ファニーとアレクサンデル』で、監督との致命的な相性の悪さを感じたんですが、この作品を見て大体納得。 この監督、人間の力、それが人生に及ぼすエネルギーみたいなものをほとんど信用してないんじゃないかな? 自分は人間の力や芸術の力のようなものをこの上なく信用しているので、なんともベルイマンの描く世界が薄ら寒いものに見えてしまうんですが、人間の愚かさに倦み、人間との関わりを避け、理性や知識に生きた彼の人生は果たして無駄だったんだろうか? 名誉博士号を受け、大学での授賞式に出席できるまでの高みに到達した研鑽や鍛錬は果たして彼の人生に力を与えなかったのだろうかという疑問。 ここがすっぽりと抜け落ちているので、とてつもなく浅い映画に見えるんですが、人や家族との繋がりの欠如に人生の後悔や絶望を見るというものが、彼にとっての本質であるなら、イサクは早い段階で自殺していると思いますね。 人生の意味を問い続ける作家(監督)さんらしいんですが、人や愛の持続的な繋がりの不可能性から浮かび上がってくるものは、幸福な家族に対する憧れのようなものだったりするんですよね。 そこらへんなんとも底が浅く見えてしまうのは自分だけでしょうか? 人生を賭した監督の全仕事から、このレベルの価値観しか生まれてこないのはなんとも哀しいお話ですよね。 人生の些末さを、例の如く仰々しい感じのスタイルで描く手法もあんまり気に入らないんで、もう監督の作品は見ないかな。 自分には凡庸な監督に見えるなあ。 批判的になりましたが普通に良作ではあります。 ★3つでよろしく。

  • Kurosawapapa

    5.0

    生きながらの屍より、生きながらの生

    本作は1958年ベルリン国際映画祭・金熊賞受賞作。 イングマール・ベルイマン監督が、深く人間を見つめた秀作です。 夢や幻覚を用い、見る者を登場人物の心の深淵に誘うベルイマン監督。 過去 と 現在 を共存させ、多層的に心理の輪を重ねていく。 また、現代のサーラ(女学生)と過去のサーラ(主人公の婚約者)は別人なのに、同じ名前で登場させることによって、二重に効果を高めている。 主人公は医師で一見穏やかな老翁だが、気難しく友を持たない。 そんな主人公(ヴィクトル・シェーストレム)が名誉博士号を受けることになり、一日かけて車で授与式に向かう。 その間に、 ・三角関係にある若者(医学生と神学生と女学生) ・エゴイズム と ヒステリーでバランスがとれている夫婦 など、 様々な出会いによって “人間” というものを見つめていく。 また主人公は、夢でも多くの出来事に巡り会い、  “自分” というものを見つめていく。 見る夢は “悪夢” ばかり。 それも耐え難い無情に満ちた 悪夢 。 多からず、人間誰しも持っている エゴイズム、欲、無頓着、、、 それによって導かれる “後悔” と “罪悪感” 。 人生とは、 ・過去に自分の言った事が自分を苦しめ ・過去に自分のとった行動が自分を苛ませる 因果応報、後悔の旅。  “煩悩” と “後悔” からは、決して抜け出せない、 そんな人生観。 主人公は、全ての出来事を通して、人生を決算していきます。 そして、老死を目の前にして、生きることの意味を発見する。 後半、急にストーリーは優しい流れに変わっている。 生きながらの死より、 必要なのは、生きながらの “生” 。  “生” とは、 新たな命を迎えることであり、尊信であり、愛。 孤独の牢獄は、愛によって打ち破ることができる。 日頃、自分が感じていても、心で表現できなかったものが、ここには描かれている、、、 自分もまた、悩み多き “凡人” であったのだと、 安心感 を覚えた名編です。 (INGMAR BERGMAN:No5/14 ) 今作の監督キーワード:「夢と回想」

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