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ノーバディーズ・フール (1994)

NOBODY'S FOOL

監督
ロバート・ベントン
  • みたいムービー 134
  • みたログ 351

3.97 / 評価:100件

最高の映画です。男で良かった。

  • mok***** さん
  • 2006年4月4日 16時01分
  • 閲覧数 3397
  • 役立ち度 21
    • 総合評価
    • ★★★★★

最初に書いておきますが、地味で静かな映画です(笑)
映像面、特にSFXでの驚きや感動を映画にお求めの方は観ない方がいいです。
プラス、ストーリーも全然壮大ではなく、おもいきりこじんまりとしており………(笑)

とにかく、この映画は、「インディペンデンス・デイ」や「ジュラシックパーク」の対極にある作品です。かといって「ロード・オブ・ザ・リング」のようなファンタジーでもなく、「ショーシャンクの空に」や「フィールド・オブ・ドリームス」のように、現実を忘れさせてくれる希望があるというわけでもなく………。

主人公は小さくまとまった町の、これまた小さくまとまった初老のおっさんです。彼の仕事は不安定な日雇いの労働者で、それも膝を痛めて今にも干されそうな状況。孤独な老婦人の家に下宿しながら、家族もなく無論恋人もいない寂しい彼に、その冬幾つかの出来事が起こります。
その出来事は、彼の人生の忘れ物を取り戻す為の、幾つかのけじめをつける機会でもあります。

別れた奥さんが引き取り、以降殆ど音信不通だった息子との再会。
そしてその息子が連れてきた、孫との出会い。
トラウマとして今も残る、自分の父親の記憶との決別。
自分の雇い主である社長の美人の奥さんとの、叶う筈のない淡い恋。
小さな町に生きるおちこぼれ仲間達との友情、心の交流。
そして起こる、幾つかの小さな奇跡………。

邦画、洋画、アニメを問わず、僕のBESTムービーです。
秀逸な脚本はジワーッと、心の最深部まで染みこむのです。
温もりや、切なさや、悲しみや、喜びがです。
この映画の主人公は、僕にとって「男はこうあるべきだ」という見本です。「MAN OF MAN」(男の中の男)だと、彼は美しい社長婦人に称されますが、本当にそうだと思いました。
彼の生き様を胸に刻みたいものです。

そして何より、この映画はキャストが素晴らしい。
適役の見本のようなキャスティングなのです。
主人公のポール・ニューマンは完璧!渋すぎます。
おもいきり脇役である2代目社長役のブルース・ウィリスも、どうしようもない放蕩男を好演しています。
これが遺作となったジェシカ・ダンディの老婦人は言うまでもなく素晴らしいですし、その他脇を固める俳優達も言うことありません。
偏屈で頑固な主人公の年下の親友、義足のおちこぼれ弁護士、放浪癖がある痴呆症の老婆、違反切符を切りまくる視野と世界の狭い警官、飲み屋のデブッチョ・ママ等………モデル上がりでかっこいいだけの日本の俳優さん達には100年かかっても見せられない演技を見せています。
そして極めつけが社長婦人のメラニー・グリフィス!!
………あとは見てのお楽しみです(笑)

いやぁ、一杯書いたもんだ(笑)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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