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ノーバディーズ・フール (1994)

NOBODY'S FOOL

監督
ロバート・ベントン
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  • みたログ 359

3.94 / 評価:108件

あなたの背中を見て息子は育つものなのです

  • movie oyaji さん
  • 2010年12月20日 23時27分
  • 閲覧数 491
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

ちょっと格好つけて言うと、
「こんな男の生き様をしてみたい」と、いったところかな。
真似は出来ないにしても全くもって羨ましいかぎりです。
生まれた時代も国も環境も違うけどさ、素敵に生き抜いた末、惚れた女に「男の中の男」なんて言われてみたいな・・・・・
若かりし頃、溢れていた粋な色気が初老の彼の演技にもにじみ出る。
渋すぎるぜ ポール・ニューマン。

ポール・ニューマンと言えば、“明日に向って撃て!”“スティング”“タワーリング・インフェルノ”“スラップ・ショット”など若い頃の作品が思い浮かべられるが、年期が入ってもこんなに粋でやんちゃで格好いい演技をしていたなんて知らなかったよ。
この作品でも、あの年老いたクリント・イーストウッドが魅せたような素晴らしい初老のハリウッドスター、ポール・ニューマンが俺のハートをしびれさせてくれたのです。


父親の記憶は暴力以外何も無く、愛情を注がれずに育った者は、
己が父親になった時に息子に愛情を注ぐことが出来ないのだろうか・・・。
そんな事はないんだと思わずにいられない・・・しかし・・・不器用な男もまたいるのです・・・。

息子に愛情を注げなかった男は孫に愛の手を伸ばす。まるで息子に詫びるかのように。
父親の愛情を知らない男は祖父の孫に対する接しかたを揶揄するのだ。
そして孫も冷静に祖父と父親とを別々に感じてしまうものなのです。

父親の愛情を知らない男は、自分も子育てを放棄してしまった。
父親の愛情を受けなかった男は、自分の子にはそうはするものかとしゃにむに愛情を注ぐ。
そんなふたりが歳月を隔て孫を通して解りあう姿には心が痛む瞬間でもあります。

無責任とは違う、自由奔放に生きる男が、やがては世間に溶け込んでいる一部なのだと周りの人たちとの接し方から見出していくハートフルなヒューマニズムを、名優ポール・ニューマンが冷え切った現代人に気づかせてくれる心温まる作品でした。


お爺ちゃんでも、お父ちゃんでもかまいやしない、父親のあなたに観ていただきたい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 切ない
  • かっこいい
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