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怒りの荒野 (1967)

I GIORNI DELL'IRA/DAYS OF WRATH

監督
トニーノ・ヴァレリ
  • みたいムービー 19
  • みたログ 234

3.86 / 評価:98件

西部劇史上に名を残す師弟対決!

  • 一人旅 さん
  • 2016年4月21日 13時19分
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
トニーノ・ヴァレリ監督作。

娼婦の私生児で、一流のガンマンになるという野望を持つ冴えない青年と、彼が師事する伝説のガンマンの出会いと絆、やがて訪れる対立と別れを描いた西部劇。
リー・ヴァン・クリーフとマカロニウエスタンを代表する名優ジュリアーノ・ジェンマが共演を果たした異色の西部劇で、ヴァン・クリーフが師匠・タルビーを、ジェンマが青年・スコットを演じる。
「決して他人を信用するな」や「危険なときほどよく狙え」、「傷を負わせたら殺せ」などの“ガンマン心得十ヶ条”が劇中示されていくのが特徴で、師の教えを習得していく過程でスコットは銃の腕前をメキメキ上達させていく。
スコットにとってタルビーは唯一無二のカリスマ的存在。盲目的に師の教えを信じていくが、次第にタルビーの暴力的なやり方に疑問を抱くようになっていく。タルビーの行動は冷徹そのもので、しかも表面上は法に触れていないように見せかけるという狡猾さ。金のために邪魔者を容赦なく排除し、自身の欲望を実現させるために弟子のスコットを利用する。そうした中、タルビーのカリスマ性がスコットの心の中で崩壊していき、やがて許されざる者へと変質していく様が何とも切ない。
クライマックスの決闘シーンは派手さこそないものの、タルビーの悪が象徴された建造物を背景にスコットの善とタルビーの悪が対峙する。恐怖のあまり誰も逆らうことのできない師を、師に憧れを抱いていた唯一の弟子が果敢に挑むという哀愁必至の展開。西部劇史上に名を残す師弟対決は必見だ。
そして、リー・ヴァン・クリーフはその特徴的なキツい顔立ちも手伝って悪役が本当に良く似合う、というより、“いい人”役を想像すらできない。一方のジュリアーノ・ジェンマは二枚目なのにピュアボーイ感丸出しの田舎臭さをプンプン漂わせた演技を披露している。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
  • 勇敢
  • 切ない
  • かっこいい
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