作品レビュー(27件)
- kat********
4.0点
ジュリアーノ・ジェンマが出てる西部劇の中では好きな作品です。 リー・ヴァン・クリーフは安定のカッチョ良さでケチの付けようがありません。 ガンアクションが見どころ。 マカロニウェスタンは、この頃が全盛期なんじゃなかろか?
- 一人旅
4.0点
TSUTAYA発掘良品よりレンタル。 トニーノ・ヴァレリ監督作。 娼婦の私生児で、一流のガンマンになるという野望を持つ冴えない青年と、彼が師事する伝説のガンマンの出会いと絆、やがて訪れる対立と別れを描いた西部劇。 リー・ヴァン・クリーフとマカロニウエスタンを代表する名優ジュリアーノ・ジェンマが共演を果たした異色の西部劇で、ヴァン・クリーフが師匠・タルビーを、ジェンマが青年・スコットを演じる。 「決して他人を信用するな」や「危険なときほどよく狙え」、「傷を負わせたら殺せ」などの“ガンマン心得十ヶ条”が劇中示されていくのが特徴で、師の教えを習得していく過程でスコットは銃の腕前をメキメキ上達させていく。 スコットにとってタルビーは唯一無二のカリスマ的存在。盲目的に師の教えを信じていくが、次第にタルビーの暴力的なやり方に疑問を抱くようになっていく。タルビーの行動は冷徹そのもので、しかも表面上は法に触れていないように見せかけるという狡猾さ。金のために邪魔者を容赦なく排除し、自身の欲望を実現させるために弟子のスコットを利用する。そうした中、タルビーのカリスマ性がスコットの心の中で崩壊していき、やがて許されざる者へと変質していく様が何とも切ない。 クライマックスの決闘シーンは派手さこそないものの、タルビーの悪が象徴された建造物を背景にスコットの善とタルビーの悪が対峙する。恐怖のあまり誰も逆らうことのできない師を、師に憧れを抱いていた唯一の弟子が果敢に挑むという哀愁必至の展開。西部劇史上に名を残す師弟対決は必見だ。 そして、リー・ヴァン・クリーフはその特徴的なキツい顔立ちも手伝って悪役が本当に良く似合う、というより、“いい人”役を想像すらできない。一方のジュリアーノ・ジェンマは二枚目なのにピュアボーイ感丸出しの田舎臭さをプンプン漂わせた演技を披露している。
- fac********
5.0点
マカロニ・ウエスタンは結構観ているつもりだったのだけど迂闊だった。凄い名作! マカロニに限らず、西部劇全ての中でもマイベストテンに間違いなく入るはず 今ちょっと興奮してます。フ~ッ まず、マカロニとは思えないシンプルだけど良く練られた一級のストーリー そのハメットを思わせるハードボイルドな展開と世界観 ずっと緊張感が継続します そして後半の爆発的なクライマックス! 想像どおりのオチでも何の問題もない 一級の映画には別にどんでん返しやキテレツな展開なんかいらない事が良くわかります エンディングをもうちょっとしっかり叙情的に描いてればもっと名作として評価されていてもおかしくないでしょう ま、そこがマカロニ・ウェスタンなんですけどね それをリー・ヴァン・クリーフとジュリアーノ・ジェンマの二大スターが安定した演技で魅せる リー・ヴァン・クリーフの渋さとジュリアーノ・ジェンマの可愛さが恐るべしです 映画に関して今年一の嬉しい発見でした 西部劇好きやハメット好きあるいはミラーズクロッシング好きなんて人にもお薦めです いや~、映画って本当に素敵ですね!ってね
- y74********
4.0点
クリント・イースト・ウッドのカッコよさ フランコ・ネロの渋さ そして、ジュリアーノ・ジェンマのあの甘いマスクに、 どこかいつも寂しさがあるところがすごく好きですね・・・ 日本語では、いつも野沢那智さんで、とてもいい感じで ラストの対決の教訓 「ひとつ・・・。ひとつ・・・・。」って 言うシーンは映画史に残るシーン(日本語でも)だと思います 残念ながら、天寿を全うせず、自動車事故で亡くなったことは とても悔やまれます・・・合掌
- bar********
5.0点
ネタバレガンマン十箇条
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ブレネックス
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - boh********
4.0点
ネタバレ初めてのマカロニウェスタン
このレビューにはネタバレが含まれています。 - nyj********
4.0点
古い映画ではあるが最後まで映画にのめり込んで観てしまった。ジュリアーノジェンマの甘いマスクと早撃ちガンファイトの凄さ、ラストの決闘!楽しめる映画でした。リーバンクリークの最初から悪人に見える雰囲気はなんとも言えず映画を面白くさせており、まさに適役としかいえないだろう。
- iko********
5.0点
”tengu”さま、”荒野のアクション・オヤジ”さまなどのレビュー読んでまして、矢も盾もたまらず観たくて、やっとのことDVD購入してしまったバンジョーおやじであります。 ジェンマです! リー・ヴァンです! このお二人の競演ってだけで鳥肌モンなのです。 マカロニ料理最高! 酔っ払ってるのであしからず。 オープニングのタイトル曲、タイトル・バックでツカミはオッケー! これだけで興奮しない野郎はいないはず。 十か条、骨身にしみました。 リー・ヴァンの腰のすわったガン・ファイト。 ジェンマの華麗なる曲芸みたいなガン・ファイト。 どっちも魅力ありまくり。 クライマックスの二人の・・。男なら観ろ!! 充実の109分でした。 ひさびさ観た作品がコレで良かった。 いまもレビューしながら、あのテーマ曲が頭をまわってる。
- yat********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - dja********
5.0点
昨日ハイビジョン・シアターで放映されていたのを、思わずリアルタイムで観てしまいました。これは、ジェンマの魅力、物語、音楽などマカロニ史上に輝く大傑作!であることを改めて感じました。 ジェンマの表情の変化がいいです。町のドブ掃除をする彼は、純心な幼さが残る青年に見えます。町の人たちからバカにされても、作り笑顔でごまかして心で泣く表情は、男の僕でも可哀想と思いました。女性なら母性本能で彼をギュっと抱きしめたくなるでしょう。 悪の師匠タルビー(リー・バン・クリーフ)に拳銃の使い方を教えて貰って、金と権力を得て、町の人たちに仕返しするジェンマの表情は、冷たいです。 人生の師匠マーフをタルビーに殺されると、元の純心なジェンマに戻りました。ジェンマは悪には決してなりきれない正義感の持ち主であると思いました。待ってました!ジェンマの怒りと虚しさが共存する華麗なガンプレイ!眩しそうに目を細めて、やりきれない虚しい表情が素晴らしいです。 今回は、ジェンマの心の変化、表情の変化に惹かれ、演技ができる俳優であることが再認識できました。 僕は、町の掃除人も悪の手先もどちらも嫌です。知らない場所へ引っ越して、牧場を経営してひっそりと暮らしたいです。
- kao********
5.0点
“ガンマン10ヶ条の心得”が、この作品の全てであり、ラストの演出に効果を上げる事となる。 J.ジェンマ主演のマカロニ・ウエスタンの傑作です。 確かにJ.ジェンマが男前で、ガン捌きにも優れ、ニューヒーローの予感を感じさせたことは事実。 でも、特筆すべきは、師匠フランク・タルビー(L・V・クリーフ)のカッコ良さでしょう。 村の若者スコット(G・ジェンマ)が憧れたように、観客の誰しもが彼の姿に羨望の眼差しを送ったのだと思います。 そのタルビーが、スコットや我々観客の“尊敬”ともいうべき“思い”をことごとく裏切り、悪業の限りをはじめます。 まるで「カダフィー大佐」のようだ? (例えが違ってスミマセン) そして町と正義のためにスコット(G・ジェンマ)がタルビーの前に立ちはだかる! (カッコイイ!) とにかく派手なガン・アクションがいっぱいあって、見せ場たっぷりの作品です。 それだけでも西部劇の名作といっていいでしょう。 本作のイタリア語原題は“I giorni dell'ira”、最後の審判が下される日々というそうです。 つまり、スコットに対して街の住民が行なった差別への“最後の審判”だったのでしょうね。 (意味フカッ!) そんなこととはツユ知らず、ガン・アクションを楽しんでいました。 繰り返しになるけど、そのガン・アクションひとつひとつに“ガンマン10ヶ条の心得”があって、何倍にも楽しめます。
- oce********
3.0点
娼婦の子で蔑まされていたスコットは、町にやって来た凄腕のガンマンであるタルビーの弟子になる。 やがてこの二人は対立関係になり、最後には決闘をつけることに。 ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフのコンビで送る西部劇。 この二人だとやはりリー・ヴァン・クリーフの貫録勝ちということになる。 師匠が弟子に教えるガンマンの心得を最後に生かす二人の関係は充分見れる。 ただ一騎打ちで蹴りをつけられるほど、弟子が強いとは思えないのだが(笑)
- mal********
4.0点
1968年に公開されたマカロニ・ウエスタンです。 メキシコのある町で邪魔者扱いされながら生きる青年スコット(演じるジュリアーノ・ジェンマの動きが素晴らしい!)が、ダルビー(演じるリー・ヴァン・クリーフのまぶしそうな表情がシブい!)というガンマンと出会い、彼の教えを実行しなが自らも念願だったガンマンとして生きることになるのだが・・・。 というのが、おおまかなストーリーですが、そこはマカロニ・ウエスタンということで、とにかくわかりやすくて面白い展開で最後まで楽しませてくれます。 また、劇中でダルビーがスコットに伝授する”ガンマン十戒”なるものもなかなかシブく、そこに記された[他人を信用するな][挑戦されたら逃げるな全てを失うことになる][殺しは覚えたらやめられない]といった教訓を実践しながらの展開も面白いです。 ただ、ダルビーなるガンマンは単なる悪党、それも粘着質の性格の悪党だったのが残念でしたが・・・。 因みに私は本編よりもちょうど派手なタイトル曲と主演の二人の写真をこれでもかと使って展開するタイトルバックが大好きです。これだけでもと書くと本作に対し失礼な気もしますが、とりあえずタイトルバックだけでも観る価値は十分すぎるほどありますよ。このリズ・オルトラーニのカッコ良すぎるタイトル曲に☆一つプラスさせていただきます。
- asu********
4.0点
ネタバレマカロニウエスタンはシブイです!
このレビューにはネタバレが含まれています。 - gra********
4.0点
師のセルジオレオーネと比べるとトニーノヴァレリはスケールが小さいネェ。ただ小粒でもピリッとした良い所もあるね。個人的にはこの作品好きですよ。
- kat********
5.0点
師匠に教わったガンマンの心得10か条に従い敵を必殺のガンプレイでバッタバッタ殺していく。その場面にリズオルトラーニの哀愁のメロディーが流れる。哀愁のウエスタンたまりません!町の人たちに私生児とバカにされても笑顔を忘れないジェンマ、金と権力を手にいれても結局はむなしい。やりきれない切なさがよく表現された作品です。
- und********
3.0点
ネタバレクリーフ!
このレビューにはネタバレが含まれています。 - スーザン
4.0点
ジェンマがドンパチやアクロバティックなアクションだけでなく、微妙な役どころを演じている。 純朴な青年から早撃ちガンマンへ・・・。 ジェンマにガンマン10ヵ条を叩き込むタルビーが渋い! そしてラストの師弟対決はグッと来る。 男の映画ですなあ。
- いやよセブン
3.0点
娼婦の子で町の人からバカにされている青年ジュリアーノ・ジェンマがジョー、早撃ちの名手で将来の不安の芽は必ず摘み取るリー・ヴァン・クリーフが丹下段平か。 教え方は実地訓練で容赦がなく、気のいい青年だからなんとかついてくる。 しかし、若さが勝るようになり師弟対決へと進む。 最後まで教えを守るジュリアーノ・ジェンマがせつない。