バード

BIRD

161
バード
3.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(35件)

悲しい19.4%切ない19.4%かっこいい11.9%絶望的11.9%泣ける6.0%

  • ルー

    2.0

    ちょっとしんどい

    重厚JAZZ映画ですが、全然JAZZ知らない人はよくわからないんじゃないでしょうか。ステージでシンバル投げつけられたシーンも「なんで?」て思うよね。演奏シーンもパーカーの音だけ実際の音なのかな?なんか音がコモちゃってて変だし。回想型の展開なので話が行ったり戻ったりとややこしい。画も暗いし。全体的になんだかイーストウッドらしからぬ冴えのなさ。個人的には特にテーマも見えなかった。単なる「ドラッグと酒に溺れた破滅型天才プレーヤーの伝記」以上のモノは感じなかったです。160分という長尺で入れ込み感だけはビシビシ伝わってくるオナニー映画ですね。

  • stanleyk2001

    4.0

    予告されていた悲劇

    「バード」1988 「おれは改革者、お前は殉教者だ。人々は殉教者を尊敬する」 (デジー・ガレスピー) 胃潰瘍、痛みを抑えるために飲酒、飲酒による肝硬変。痛みを抑えるための薬物中毒。34歳で心筋梗塞で死亡。 破滅的生涯。踏みとどまって治療する機会はあったはずなのにというのはたやすい。自分がコントロールできなくなっているんだから踏みとどまれないのだ。 だからバードの生涯は批難されるものではなく「予告されていた悲劇」なのだ。 本人の未公開音源を基にした演奏シーンがとても素晴らしい。3時間近い上映時間が終わりを迎えた時、私が得たのは「教訓」ではない。丸ごと差し出された人間の生涯を前にして涙を流すしかできない。

  • rec********

    4.0

    ダメだ。どうしても抗えない (-_-;)

    ダメだ。どうしても抗えない イーストウッド「バード」 イーストウッド監督作品は全部観てますが中には肯定しがたい作品も2~3本あり私にとっては「ジャージ・ボーイズ」とこの「バード」 逆に「ホワイトハンターブラックハート」や「真夜中のサバナ」などは世評の割には結構好きです。 アメリカ映画ジャーナリズムがカンヌで話題を集めたこの作品あたりから自国の映画監督イーストウッドの貴重さに気付き始めたという意味ではどうしても抗えないわけであります。本当ならこの作品は彼の混迷作として挙げれてもいいかもしれないのに。遅すぎますね。

  • pin********

    4.0

    聖地巡礼(4)

    「ラ・ラ・ランド」に魅せられて関連作品を見直しています。 時として、映画に恋愛感情のようなものを抱く事が何度かあります。好きとか、面白いとか、・・とは又違った感情。 思いつくままに書くと「アメリカの夜」「蒲田行進曲」・・。「ラ・ラ・ランド」との共通点は作り手の映画愛がガンガン伝わってくること。 こういう部分を見せられると、こちらも無条件でその作品を受け入れたくなる。 題材が映画でなくても、作り手の愛情が感じられるものはそれに似た感覚を持ちます。 その意味で本作はクリント・イーストウッド監督のジャズ愛がガンガン伝わってきます。 〈本作のレビュー〉 (1)初見の感想→★★★ (2)数週間後の感想→★★★★ (1)の時の感想は、映画で使われているパーカーの演奏が素晴らしい(アカデミー賞録音賞に納得)。映像が綺麗。でも、時間軸がバラバラなので、話が分かりにくい。 そこで、読みました。「チャーリー・パーカーの伝説」(1962年)ロバート・ジョージ・ライズナー著 片岡義男訳 本著は、マイルス・デイビス、ディジー・ガレスビー、母親・元マネージャー等々、パーカーのことをよく知る81人の証言を淡々と綴り、パーカーという人物像を浮かび上がらせている。 著者が個別にインタビューしているので当然証言も食い違う。 例えば、自殺未遂の一件も、パーカー自身が「あれは、ある免責を受けたかったから、どうしても精神病院に入院したかった。そこで自殺未遂の偽装をした。」と話しているが、それも事実かどうかは分からない。 まるで、黒澤の「羅生門」だ。それほど、謎が多い。 ただ、共通していえるのは、「やんちゃ」「タフ」「天才にして努力家」「女好き」等々、男からみて魅力的と感じるアイコンがちりばめられている。 (2)結果、本作で語られなかった隙間の部分が幾ばくか埋まった→★★★★に変更。 本著は本作の隙間を埋めてくれるとともに、イーストウッド監督が本作をコラージュのように仕上げたのも、本著の影響ではないかと感じた。 というのも、10代でジャズと麻薬に目覚め、34歳で酒と麻薬のために夭逝した彼は、有名になったときは既に余命幾ばくもない身体だった。しかも、現在ほどの評価を得るのは彼の死後。そのため、後輩に当たるマイルス・デイビスやコルトレーン、ソニー・ロリンズ等々と比べ本人の情報も少ない。 麻薬が大嫌いなイーストウッドは、先ず彼を殉教者にはしたくなかった。かといって、敬愛するパーカーをおとしめるような事もしたくなかった。 そこで、コラージュのように本作を仕上げ、隙間を観客に埋めてもらう(私が本を読んだように。)。 無論、隙間を埋める作業をするか否かは受け手の自由なので、パーカーに興味のない人からは「分かりにくい映画」という評価を受けるつもりだったのだろう。 私にとっては、ジャズの世界観を広げる、良いきっかけになった作品です。 〈ラ・ラ・ランドとのつながり〉 セブがパーカー好きなのは将来の店名をチキン・オン・ア・スティックにしたかった理由を映画で説明していますよね。 セブの店にあった「あるマーク」が本作のバードランド(パーカーの店)にもあったのが嬉しかった。ここから来ているのですね。 「ラ・ラ・ランド」の冬の場面(だったかな?)で使われていた椰子の絵とそっくりのものが、パーカーが演奏していた、ある店の壁に書かれています。 本作で、時代の流れがビバップからロックンロールに変わりつつあり、衰退の兆候が示されている。本作のこのシーンは「ラ・ラ・ランド」でのセブの葛藤にかなり影響を与えています。

  • じゃむとまるこ

    5.0

    すべての音楽家に捧げる。

    1988年、クリント・イーストウッド監督作。 この映画をなんとしても撮りたい、自分のJAZZ愛のすべてを表現したい、この思いを音楽に捧げたい、その気持ちがひしひしと伝わってくる映画。 仕組みがかなりわかりにくく時系が複雑に入れ替わる、そのうえほとんどが夜のシーンで暗く、3時間近い映画なのに大変な集中力が要る。 では、わかりにくいか、といえば鑑賞後内容がちゃんと計算されたものであるのがわかる、このころからイーストウッドはやはり凄腕であると思うのであった。 バードことチャーリー・パーカーの人生を描いているが、それがそのままビバップこと今のモダンジャズ形式の確立の歴史になっている。 人格円満で才能あるトランぺッター、ディジー・ガレスピーの台詞が印象的だ。 「変革者(ディジー)は忘れられるが、殉教者(チャーリー)は伝説になる」だったか。 殉教者、そう描かれている、チャーリー・パーカーの人生は愛する妻も子供もいたけれど究極のところ彼には音楽しかなかったし、麻薬と酒の力を借りないと生きられなかった。 そういう男に対してイーストウッドは理想的な妻を与えている、事実はどうか知らないが。 冒頭、精神病院に強制入院させられている、命を選ぶか音楽を選ぶか、と医者に迫られて音楽を選ぶ、と答える妻、ここで映画のすべてが語られている。 麻薬、酒、女、すべてにグダグダなクズといってもいい、音楽をとったら残るのは抜け殻だけ。 まさに天才とは才能のすべてが偏り、人格の欠落した人、というまんまであり、自らを壊し、そうしなければ創造ができないという切実さを感じる。 フォレスト・ウィテカー=バードであるのだけれど、この時ウィテカーは28歳くらい、”変”な顔、えーーー?と思うのですが、今の彼のほうがずっと魅力的。 でも、演技はこのころから凄いです。 特に演奏シーンが素晴らしい、絶望も苦しみも悲しみもすべてを呑み込み演奏する、その表情はまさに殉教者であり、音源は1940年代の本物をデジタル処理をして吹き替えてあるけれどまったく不自然でない。 この映画の大きな魅力は、チャーリー・パーカーの名演奏の数々をを”生”で聴いているような錯覚さえ起きるこのシーンにあると思います。 チャーリー・パーカーは30歳代前半で亡くなっているが、60歳代に見えたと映画で語られている。 実際彼の全盛期は短く、晩年は才能の枯渇も見えてきていたらしい、荒れた生活がそうさせたのか、そうではなく自分でわかっていたからより荒んでいったのだろう。 イーストウッドの音楽への思いに胸が熱くなる。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

NY批評家協会賞第54回

助演女優賞

カンヌ国際映画祭第41回

男優賞フランス映画高等技術委員会賞

アカデミー賞第61回

音響賞

ゴールデン・グローブ第46回

監督賞

基本情報


タイトル
バード

原題
BIRD

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル