2010年7月3日公開

バード★シット

BREWSTER McCLOUD

1042010年7月3日公開
バード★シット
4.2

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53%
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(9件)


  • h_t********

    5.0

    アルトマンらしさ

    アルトマンの映画を何本か見ていますが、 この映画もドラマチックな展開はあまりない、アルトマンスタイルで貫かれており、不思議な世界を観客に見せてくれます。 物語性を重視される方には不評でしょうが、私はかなり好きで、もう一度見たいと思いながら50年経ってしまいました。 バッドコートもずいぶん変わっちゃいました。 DVD、BDの発売を希望します。

  • 一人旅

    4.0

    R・アルトマン、幻のカルト・コメディ

    ロバート・アルトマン監督作。 空を飛びたいと夢見る青年と連続絞殺事件の顛末を描いたコメディ。 『M★A★S★H マッシュ』(1970)『ナッシュビル』(1975)『ビッグ・アメリカン』(1976)の鬼才ロバート・アルトマン監督による風刺コメディの怪作。 本作は恐らくアルトマン史上最も奇想天外&シュールな逸品です。ヒューストンの野球ドームの地下で暮らす青年ブルースター・マクラウドを主人公に、鳥のように空を飛ぶため飛翔装置を開発中のブルースターの奮闘と、彼の周辺で発生中の連続絞殺事件の捜査を展開する超人警官の姿を、それ以外に個性豊かな登場人物やさまざまな小エピソードを織り交ぜながら描き出しています。 一応ストーリーらしきものはありますが、実際はあってないようなものです。お話に論理性はありませんし、アルトマンらしく自由を極めた展開・演出で始まりから終わりまで突っ走ってくれています。 冒頭から笑わせてくれます。MGMのシンボルマーク=ライオンが映る映画ファンお馴染みの冒頭では、ライオンが吠える前に急に画面が切り替わり映画がスタートします。ライオンに吠えさせる余裕すら与えません。 その後も自由で奇想天外な演出が炸裂。ひっきりなしに空から降ってくる鳥のフン。なぜか絞殺事件の被害者全員にフンが付着しているという謎。事件の捜査に当たる超人警官もちょっと胡散臭い奴で、無理やりコンビを組まされたパパさん警官との掛け合いがコミカルです。 かと思ったら、今度は脈絡なくカーチェイスがスタートする。線路上をガッタンガッタン揺らしながら逃げる車、追う警察車両。緊張感はほとんどありませんが、ドリフト走行を交えながら形だけは本格的なカーチェイスを演出しています。 ブルースターを取り巻く美女の存在も欠かせません。背中に翼の傷跡が残る美女はブルースターのスポンサーで、彼の飛翔装置開発を支援しています。彼女とは別にもう一人ドームガイドの若い女がいて、彼女はブルースターにぞっこんの様子。ブスではないですが、下まつげの存在感が強烈な風貌でブルースターを誘惑します。 クライマックスの飛翔からの大団円まで、アルトマン流の摩訶不思議世界が貫かれています。野球ドームでそれまでの登場人物が紹介ナレーション付きで一斉に再登場しながら大騒ぎする場面はなぜか『フェリーニの道化師』(1970)を想起させます。 論理的な感想を述べるのが難しい、ロバート・アルトマン監督幻のカルト・コメディ。「考えるな、感じろ」の柔軟な姿勢で鑑賞してみて下さい。

  • mih********

    1.0

    まさに鳥のクソ

    こんなつまらない映画を、 ニューシネマだといって崇めてよもやリバイバルまでするなんて。 まったく笑えないギャグ。 クソつまらぬ演出。 何の話か分からない。 漫然としてだらだらとして、 ニューすネマは『俺たちに明日はない』と 『イージー・ライダー』だけではないとわからせてくれるから、 その点では名作だろう。 にしても、どうしてこんなに寒いんだ? はっきり言って、 見てるこっちが恥ずかしくなるほど滑りまくってる。 テンポものろくさいし、思い出すほどに腹が立つ映画だ。 このタイトルも嫌だ。 あの間の★はなんだ?マッシュのつもりか? 実に気持ち悪くて寒い。 そして、あのラスト。もう怒りが爆発した。 製作者が『バード・シット』のような映画、 つまり、鳥のクソみたいな映画を作ったのなら、大成功だよ。 この前に見た『ハロルドとモード』が私の現在今年度最高の名作だったので、 期待しすぎたかもしれない。 だが、今作のような映画をリバイバルする前に、 もっと世に広めるべき忘れられた名作があるはずだ。 今作は、別に忘れられてもいい映画だと思う。 あの千円が惜しい。

  • hin********

    2.0

    ネタバレ分相応に

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kit********

    5.0

    DVDが出たら噴水の場面で一時停止

    他に3本くらいしか観ていないので、アルトマンについてどーのこーのは語れないが、本作は昔観てえらく感激した映画のひとつである。何に感激したのかはひじょうに説明しにくい。ハヤリの言葉でいうと「セカイ観」(廃れた?)っつーの? 違うかもしれないけど、久々に上映するというので観に行ってきた。 おおらかなブラック・コメディぶりは今観るとピンボケ気味かもw 鳥博士の台詞が多く、字幕を追うのに忙しい。以前はもっと気楽な態度で観てたな、と思い当たる。世界初のドーム球場、アストロドームがそこにあるだけでなんだか可笑しい。なんといってもこれが「世界」なのだ。周辺の、呆れるほど広い空間でのカーチェイスは最高にナンセンス。スローモーションの正しい使い方が観られますw ドームを取り巻く世界では、事件をめぐってこれまたナンセンスな狂騒が繰り広げられる。様々な登場人物たちの描き方はパロディ的だが魅力的。人力飛行羽根のデザイン、ドーム内での飛翔シーンはさりげなく高レベルで今観ても素晴らしい。少年が空を飛べたのは謎の鳥女が見せてくれる夢の中でだけだったのか。ショーは終わり、驚愕(!?)のラストを迎えるが、70年前後のニューシネマ群に時々みられる感傷ぽい挫折感はない。フニャフニャに見えて実はバキバキの硬派というスタンスにはシビれる。図式は容易に取り出せるだろうが、単純構造でありながら豊穣をも感じさせ、論理的解釈は映画的幸福を損なうかもしれない。 評価は個人的偏愛によるところが大きい。70年前後のニューシネマっぽい映画の中ではこれと「ひとりぼっちの青春」が双璧。隅から隅まで覚えていたくなる映画である。果たしてDVD出るか?  〈MEMO〉 ホープという健康食品の女の子に見覚えあると思ったら、「悪魔のシスター」で記者を演じていたジェニファー・ソルトだったのでちょっとうれしくなった。脚本、制作方面へ進んでいったらしく、以後出演作はあまりない。父親は「真夜中のカーボーイ」「セルピコ」などの脚本家ウォルド・ソルト。ジェニファーは「真夜中のカーボーイ」でジョン・ボイトの恋人役で出演しているが、父親の力だったんだろうな。

  • R1

    4.0

    忘れられたアメリカンニューシネマの一本

    女性に面と向かって”Shit”なんて言葉は初めて言ったよ でも、映画のタイトルだから”バード★シット一枚下さい”と店員に伝えないとチケット買えないから仕方ない 70年代の映画とは云え凄いタイトルだと思ったら、原題は”Brewster McCloud” 主人公の名前がタイトルだった いくらハリウッドの商業主義に一線を画すロバート・アルトマンでも、タイトルに”Shit”なんてつけないよな ロバート・アルトマンの初期の作品だけど、すでにブラックな風刺コメディのスタイルは確立している だが、それ以上に若いときに作っただけあり、そのパワフルな演出に脱帽 若さの勢いと言うのだろうか 物語を丁寧に伝えることよりも、役者や映像のパワーで見せていく、この感じ 『イージーライダー』や『卒業』や『俺たちに明日はない』にも似た感覚 正義が必ず勝利する物語ではない 反体制派の悪が主人公 ハッピーエンドでもない 社会を風刺して考えさせられる映画 楽しい気分で観客を映画館から出してはくれない 万人に勧める類の映画ではないだろう でも、でも、こんな映画を作る人がアメリカにいたことは知ってもらいたい 鳥のフンがたくさん落ちてきて、バカバカしくもあり、哲学的でもある ロバート・アルトマンでないと撮れない世界がある ロバート・アルトマンの初期の作品を観て改めて、多くのハリウッドスターから尊敬されていた理由が少しわかった気持ちになれた 新宿武蔵野館の90周年記念ということで”39年ぶりの公開”のようだ このような決してメジャーではない作品が劇場で観れるのはとても喜ばしい DVDなどの手軽なソフトに負けずに”映画館頑張れ”って応援したくなる 今現在Yahoo!さんが使っているバッド・コートの写真 この映画の中のバッド・コートはちょっとオタクっぽい少年のようだったが、まったく面影ない 39年という月日は人をここまで変えるのか・・・

  • bar********

    4.0

    ウォーリーを探せ

    何年待ったか。本当にこれが観れる日が来る奇跡。 そして劇場が満席だった奇跡。 まあ今も昔もこのような映画は許容されることはないだろう。 しかし、なんというカッチョいい映画だろうか。 話は「変態ウォーリーを探せ」みたいな。 徹底的にバカにした演出。バカにバカを上乗せした人を食ったシチュエーションと演出。 頭がクタクタになる。 ほかの何に近いかと言うと、「ポパイ」だろうか。自分が「ポパイ」好きなのがよくわかった。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ少年の純粋な夢は“大人”になると…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • イナガワマサト

    4.0

    ネタバレ珍鳥、再びドームに舞う

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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