ここから本文です

ハーヴェイ (1950)

HARVEY

監督
ヘンリー・コスター
  • みたいムービー 11
  • みたログ 115

4.57 / 評価:23件

舞台と映画を比較できる贅沢?

  • osugitosi さん
  • 2009年8月22日 6時12分
  • 閲覧数 869
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

先日、劇団NLTによる「ハーヴィーからの贈り物」という舞台を観ました。
アメリカの舞台劇「ハーヴェイ」を日本人で演じる翻訳もの。
もちろん、J・スチュワート主演ですでに映画化されてることは百も承知。

しかし、この映画は未見だった。
私の悪い癖?で、よさそうな映画(主として旧作)はいつか映画館で見るのだ・・・
という信念?があり、DVD化されようが、TV放映されようが、
あえて、見ない。(この癖のため、未見名作のなんと多いことか・・・)
これもそんな1本でした。

しかし、舞台版を観てしまったからには、映画版も見なくては・・・
という気になり、早速DVDレンタルとなりました。

「ハーヴェイ」という名の、身長1m90?のウサギが見えるという主人公が、周囲の人々にいろいろな影響を与える。
というヒューマンコメディー。
ストーリー、人物設定など、ほとんど舞台も映画も変わらない。

とは言っても、舞台と映画は表現方法はもともと違うモノですし、
英語と日本語の違いもありますので、当然、別物であります。

舞台は、主人公の邸宅内と精神病院内の2場面だけですが、
映画の方は、場面転換が多様にでき、野外なども映し出すことができるので
舞台では台詞だけで説明される場面でも、状況設定が具体的でわかりやすいです。
まぁ当然のことで、今作にかぎらず、舞台作の映画化においてはよく言われることでしょう。
しかし、舞台は日本語であり、登場人物に感情移入しやすかったが、
字幕スーパーが簡潔すぎるのか、映画版では感動出来にくかった面もありました。
ラストに主人公の姉が、主人公に「ハーヴェイ」が見えなくなる注射を医師にうたせようとします。が、彼がふつうのおっさんになってしまうのはいやだと思いとどまり、注射を中止させるシーン。この姉が主人公の純真さを再認識する感動的なシーンですが、
映画ではあっさりしていて舞台ほど感動できませんでした。

ということで比較はしてみましたが、一番の共通点は
舞台も映画も「ハーヴェイ」の姿は見せないこと。
役者がそこに大ウサギがいるような演技でかれの存在を示す。
映画では扉などがひとりでに開いたりして彼の存在を表すシーンもありますが、
また、両方とも彼の肖像画は出てきますが、
決して観客の前に姿は現わしません。
ここがポイントです。
舞台では、劇終了後に出演者全員があいさつに再び舞台に出ますが、
そのときも彼が登場して観客にあいさつしてるように見せます。
映画ではエンドクレジットのキャスト紹介で、最後に扉が開くシーンのみが映し出され、
そこに「ハーヴェイ アズ ヒムセルフ」とクレジットされます。

何が言いたいかと言いますと
最近ではなんでもCGで具体的にリアルに見せますね。
想像力をかきたてる感覚がなくなってきてます。
そのうち「ハーヴェイ」も再映画化されて大ウサギがCGで
登場する場面があるんじゃないか?と考えたら、
それはそれで見たいとも思いますが、野暮なことだと思います。
見えないから面白いということを最近はわかってない人が多いんでないでしょか?

あ 忘れるところでした。映画の主人公はジェームス・スチュワートが演じ、
純真な人物は、皆さんご存じのとおり適役であります。
私が観た舞台の主人公役は寺泉憲さんでしたが、彼も天然?さがでて誠実さもあり、
大変よかったと思います。
ちなみにこの舞台生まれて初めて最前列で見ました。
映画館での最前列はつらいですが、舞台はいいですね。
役者さんと目が合いそうで、恥ずかしくなることもありますが、
いいもんです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 楽しい
  • ファンタジー
  • ロマンチック
  • 不思議
  • かわいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ