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灰とダイヤモンド

灰とダイヤモンド

POPIOL I DIAMENT/ASHES AND THE DIAMOND

102

エル・オレンス

4.0

ネタバレ強烈なラストカット。

占領していたドイツが降伏し、戦争が終わっても、ポーランドの民衆の闘いは終わらないのですね。 夜長繰り広げられるパーティーの場面etc..やや中弛みは感じるものの、全編通してカメラワークや演出が光ります。 ズビグニエフ・チブルスキー演じるマチェクの黒いモジャ髪+透けグラサン+ニヒル笑い+銃の外見も超カッコ良いです。揺れ動く心情描写は、キャラが定まらないというレビューも多いけど、若者ならではのアイデンティティを巡る葛藤にも映り、単なる政治ドラマじゃなく一種の青春ドラマと受け止めることができます。 そして自らを「灰」に喩え、シーツの波を血で染めながら抜け出し、ゴミの山の中で歌いながら死んでいくラストはあまりにも壮絶で強烈。一生忘れられないラストカットでしょう。

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