裸の拍車

THE NAKED SPUR

91
裸の拍車
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(4件)

勇敢50.0%スペクタクル50.0%

  • arl********

    3.0

    特になんともない

    期待して観たのが悪かったかな。面白くない西部劇だった。 ジェイムズ・スチュワートの無駄遣いだよね。 大変申し訳ないが(誰に?)ジャネット・リーって魅力感じない。

  • eig********

    3.0

    かっこよくないJ・スチュワートを堪能

    『ウィンチェスター銃’73』『怒りの河』のアンソニー・マン監督&主演ジェームズ・スチュワートが三たびタッグを組んだ西部劇。当時「リアル西部劇」としてユニヴァーサルの前二作が評判を呼んだ結果、MGMに招聘されて撮られた作品だ。 お話は、いわゆる「護送」もの。 賞金首であるロバート・ライアンを、ジェームズ・スチュワートの主人公が追っかけていて、その道案内で雇った老人(ミラード・ミッチェル)や、崖上に籠城して石を落としてくる賞金首の捕獲に協力した口ひげの若者(ラルフ・ミーカー)も仲間に加わる。いざ捕まえてみると賞金首は若い女(ジャネット・リー)を連れていて、計5名の一行で賞金首の引き渡し場所まで向かうというのが本筋となる。 ノリとしては、お互い信用のおけない三人の男と、このままだと縛り首になるしかない男(および愛人)が、かりそめの協力関係を築いて旅を続ける裏側で、ひらすら騙し合う展開。なんだか、のちのマカロニ・ウエスタンへと道筋を開くような内容だ。リアル路線といえばリアル路線なのだが、どちらかというと40年代にアンソニー・マンが撮っていたノワールのキャラクターとプロットをそのまま西部劇に持ってきたかのようなところがある(とくに人格破綻者の色男のサイコっぽさは、きわめてノワール的だ)。 マカロニの大きな源流のひとつは、ロバート・アルドリッチの『ベラクルス』だと常々思ってきたが、アンソニー・マン経由でノワーリッシュなキャラクターをも受容した部分もあったのかもしれない。 ここで描かれるヒーロー像はひたすら頼りなく、反ジョン・フォード的だ。 冒頭の崖登りでは「失敗」して色男の後塵を拝する始末だし、誰かと喧嘩になってもちっとも強そうには見えない。 リーダー然とふるまってはいるが、基本、回りの意見に流されがちだ。 インディアン戦で足を負傷してからは、映画の半分くらいを朦朧とした足手まといとして過ごし、物語の真実味を欠くくらいに傷んでいる(ここまでダメだと、本来なら仲間はもっと早く見切るだろうし、ロバート・ライアンももっと早く仕掛けるはず)。 すなわち、本作のJ・スチュワートは「かっこ悪い」。 より正確にいえば、従来的な「西部劇のヒーロー像」にことごとく反していて、本人自身がそれに疑念を抱いている。 彼はインディアンを殺すことを望まず、殺したことで良心の呵責に苦しむ。 賞金首をさっさと片付けることにも二の足を踏む。 さらにラストでは、ほとんど彼の人生のすべてともいえる「逃げた妻への精神的復讐」と「賞金首への固執」をも放擲してしまう。 彼は、西部劇的なマチズムに対して異を唱えるべく生み出されたキャラクターなのだ。 このアンソニー・マン独自の「リアル路線」は、情景描写とアクション演出にも徹底されている。 鮮烈なテクニカラーとコロラドの美しいロケーションも見どころであり、アンソニー・マンのトレードマークともいえる「高低の演出」も、冒頭の崖上からの攻撃や、渓谷渡り、ラストの銃撃戦までさえわたっている。 とはいえ、「広大な大西部」といったイメージや、「スケール感のあるアクション」を期待すると、実はそんな感じではまったくなくて、むしろ冒頭の崖上攻略戦からずっと最後まで、舞台は常に「せせこましく」、アクションは「ドメスティック」だ。 なんか、小説でいうとアンドリュー・ガーヴあたりに近い、「身近な大自然を舞台に」「等身大のあまり腕の立たない連中が」「泥臭くどたばたとやってる」タイプのドメスティック・アクションなのだ。 この点、「リアル系」の主人公であるジェームズ・スチュワートと呼応して、作品のカラーとしては平仄がとれている。 本作のような「生っぽさ」を一度摂取したうえで、さらに漫画チックにヒロイズムと娯楽性を追求していったのがマカロニ・ウエスタンだとすれば、やはりアンソニー・マン西部劇の果たした歴史的意味は大きい気がする。 ただ、単品で切り出して鑑賞したとき、けっして「かっこよく」もなく、マカロニほどえげつなくもない『裸の拍車』が、今の観客にどれくらい「ささる」かは、しょうじきよくわからない。 少なくとも僕にとっては、過渡的な印象の強い作品だった。 ジェームズ・スチュワートがこのままマジで「いいとこなし」で終われば、より刺激的な映画にきっとなっただろうし、ロバート・ライアンを「人殺しはしない賞金首」のままで貫くことができたら、より作品のテーマは浮き彫りになったろうが、そこまではできない時代感であり、観客の感覚だったのだろう。 こうしたアンソニー・マンの「脱・西部劇」の実験が、このあとペキンパーを産み、マカロニを産み、ニューシネマを産んだと考えれば、その価値は十分に評価したい。ただ、この作品自体は、そこそこ「こぢんまり」とまとまった「佳品」と呼ぶくらいが妥当なのではないか。

  • ********

    5.0

    猫パンチするヒーロー

    1953年。アンソニー・マン監督。賞金のかかった犯人をはるばる追ってきた男(ジェームズ・スチュワート)は2人の見知らぬ男たちと協力して犯人の男を捕まえる。賞金の配分をめぐって内輪もめの危機をはらんだ旅が始まるとともに、男とともにいた女(ジャネット・リー)に恋してしまって、、という話。 いつ仲間割れするのだろうか、ということが唯一のテーマになっていて、スチュワートら3人の過去の描き方も中途半端。恋人に裏切られて農場を失った牧場主のスチュワートが、いかに慣れない賞金稼ぎをしているのか、をもっと描いてもいいけれど。 すごいのは、スチュワートがほとんど「女性」のイメージで描かれることです。捕まった犯人からは「女みたいなやつだ」と言われるし、インディアンを殺して後悔して首を振っているし、逃亡を試みた犯人にけりをつけることもできない。極めつけは感情を爆発させて暴れるときの「猫パンチ」。めくらめっぽうに手を振り回して挑んでいくなんて、西部劇のヒーローのしぐさではありません。最後も、殺してしまった犯人をなおかつ連れ帰ろうとしてジャネットに説得されると泣き出してしまう。なんてことでしょう。 最後はジャネットのほうが崇高な女神のように見えます。感情的で弱弱しい「女性」イメージとしてのスチュワート。すごい映画です。

  • mih********

    2.0

    ぬるい

    今までハードで汚いマカロニ・ウエスタンの 旅を続けてきたが、 なんだかんだ言っても 西部劇一番多く作ってんのアメリカなんだから、 そろそろ邪道のイタリア西部劇から 足を洗おうと思い 久しぶりにまともな西部劇を見てみました・・・。 ヌルい・・・。 ぬるすぎる。 始はあったかく感じるが、 少し入ってると寒くなってくる冷めた風呂のような映画だ。 ・~粗筋~・ 賞金稼ぎスチュワートが悪党を捕まえた。 金鉱堀や騎兵隊崩れ、悪党の愛人らとともに インディアンの襲撃や山崩れに 敵味方なく立ち向かう1時間半・・・。 怒りの河か? 人数増えただけじゃあねえか! 撮ったのはご存知アンソニー・マン! 長くてのんびりとした名作西部劇を撮っている方だ(好意的解釈)。 逆に言えば大スター、 スチュワートと仕事してるもんだから、 彼の後光で名作と言われているとも思える(ひねた見方)。 この映画のぬるさを加速させる原因は他にもある。 銃撃、乱闘、インディアン襲撃、鉄砲水、岩山崩落といった 見せ場が例外なくショボいのだ! 乱闘に至ってはポカポカと擬音が聞こえてきそうなほど。 鉄砲水も普通の河でおぼれてる、と言うより泳いでいる感じで。 なんだかなあ・・・。 もしやこれB級西部劇なのか? イタリアのB級西部劇を見慣れたせいで面白くないのだろうか? マリオ・ブレガがウォーラックを汗だくで拷問する映画を 見慣れてしまったからだろうか? たぶん違う。 この映画自体の流れがあまりにもゆっくりだからだろう。 ジェームズ・スチュワートが出てるというだけで見たのが間違いか、 ジェームズ・スチュワートを見ることが出来ただけで満足するか・・・。 見なくてもいいな。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
裸の拍車

原題
THE NAKED SPUR

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル