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バック・トゥ・ザ・フューチャー (1985)

BACK TO THE FUTURE

監督
ロバート・ゼメキス
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  • みたログ 1.8万

4.59 / 評価:5680件

解説

1980年代を代表する大ヒット作であるSFアドベンチャーの傑作。自動車型タイムマシンで1985年から1955年へ時空移動した高校生が、自分と同世代だったころの両親と出会うなどして騒動を巻き起こす。監督は『フォレスト・ガンプ/一期一会』などのロバート・ゼメキス、製作総指揮に巨匠スティーヴン・スピルバーグが名を連ねている。マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイドが高校生と博士を熱演。スリルと興奮と笑いに満ちた展開に加え、名車デロリアンを改造したタイムマシンの鮮烈なデザインも必見。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1985年。友人の科学者ドク(クリストファー・ロイド)と知り合った高校生マーティ(マイケル・J・フォックス)は、彼が愛車デロリアンをベースに開発したタイムマシンを見せられる。試運転を始めようとしたところに、ドクに恨みを持つテロ集団が襲い掛かる。銃弾を浴びて倒れる彼を見たマーティはデロリアンで逃げ出し、そのまま1955年にタイムスリップ。デロリアンの燃料切れで1985年に戻れなくなったマーティはその時代に生きるドクに助けを求めて帰ろうとするが、まだ高校生である母親にほれられてしまう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
(C)1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」35年を経た今でも容易には越えられない、エンタメの“ワールドレコード”

 タイムトラベル映画の金字塔にして最強の青春コメディ、そして奇妙なバディムービーでもある「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(以下「BTTF」)が35周年を迎えた。「BTTF」は主人公のマーティとドクが1985年から30年前に行くお話で、続編の「Part2」は1985年から30年後に行くお話だから、われわれはもはや「BTTF」基準でかなりの未来に暮らしていることになる。

 しかし、だ。世界の映画ファンを魅了した「BTTF」の面白さは、2020年の今も(ほぼ)100%有効なのである。マイケル・J・フォックスが演じたマーティの陽性なお気楽さも、複雑な伏線を回収してクライマックスを盛り上げる職人技も、タイムマシンのデロリアンが時空を超えた後に二筋の炎が残されるビジュアルのカッコよさも、興奮を掻き立てるアラン・シルヴェストリの音楽もいささかも古びていない。

 つまり監督のロバート・ゼメキスと脚本家のボブ・ゲイルが押し上げたエンタメのハードルは、今でも容易には越えられないワールドレコードなのである。今年の6月にはコロナ禍の最中に「BTTF」三部作が地上波でテレビ放送されたので、若い世代で初めてその凄さに触れたという人も多かったはずだ。

 ただ、時代の流れとともに、完璧と思われた第一作にもいくつか問題点が指摘されるようになった。一例を挙げると「白人のマーティが黒人ミュージシャンであるチャック・ベリーに彼のヒット曲「ジョニー・B・グッド」を教えるというネタは文化の盗用ではないか?」といった批判である。

 個人的には、当時は問題にならなかった指摘だからといって、今も無視していいとは思わない。ただ、そういった批判を踏まえて観直しても、エモーショナルな映画体験が損なわれたりはしない。小ネタ満載の作品ながら、核にあるのは魅力的なキャラクターとストーリーである証拠だと思っている。

 ちなみ「BTTF」一作目の35年前に日本で公開されていたのは、黒澤明の「羅生門」やデ・シーカの「自転車泥棒」といった歴史遺産的な古典たちで、「BTTF」までの35年間に、いかに映画表現が発展したのかがわかる。そしてさらに35年を経た今、「BTTF」と同じレベルのドラスティックな変化が映画界に起きたと言えるだろうか? そんなことを確認するためにも、35周年をきっかけに見直してみてはいかがだろうか。(村山章)

映画.com(外部リンク)

2020年11月12日 更新

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