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ハッスル (1975)

HUSTLE

監督
ロバート・アルドリッチ
  • みたいムービー 5
  • みたログ 49

3.61 / 評価:23件

ドヌーブの美しさ

  • maxime_du_camp さん
  • 2010年5月31日 0時59分
  • 閲覧数 1449
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

『ラフ・カット』もそうだけど、こういうタッチの映画は近頃のアクション映画ではとんと見られない。たとえば、エディ・アルバートの悪徳大物弁護士のところに向かうバート・レイノルズたち。ハイウェイを全速で飛ばして娘の敵討ちのために単身乗り込んで行った傷痍軍人(朝鮮戦争出兵)を助けにいくのだけど、赤いスポーツ・カーが走るシーンを数カット重ねているだけだ。それだけで見事な緊張感と迫力で、次の対決シーンへの期待感を高めていく。アルドリッチはアクション映画ばかり作っていた監督ではないが(そういう意味では、ドン・シーゲルもハワード・ホークスも同じ)サスペンス演出については超一流であって、怖がらせるという意味では『何がジェーンに起こったか?』にかなう作品をわたしは知らない。本作は刑事物というアクションよりも高級娼婦のドヌーブとその愛人のランカスターの複雑な関係を追いかけて、そこに麻薬シンジケートがらみの犯罪捜査を平行して描くものだ。家出娘を殺されたベン・ジョンソンの家族も相当に悲惨で、朝鮮戦争の銃後とかいう社会問題も含んでいる。それから『白鯨』とか『ナポレオン・ソロ』といったテレビ放送が随所に出てくる。スピルバーグたちの映画にもテレビで放送される映画がよく出てくる。ベッドで『白鯨』を見て、酒場で『ソロ』を見る。アメリカ人は映画よりもテレビに侵されている。ランカスターとドヌーブがふたりで映画館にも行く。『男と女』だ。パリ(あるいはローマ?)へ帰りたいドヌーブと、出張で行ったローマで一度いい思いをしたランカスターのコンビだ。時にふたりは、とっくみあいの喧嘩をする。ドヌーブがなんといっても美しい。

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