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バッド・テイスト

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5.0

ピータージャクソンとロブゾンビの違い

ピータージャクソンとロブゾンビの違い、それは、「ひねり」だ。 「バッドテイスト」も「マーダーライドショー」も大量殺人映画だけど、 どのみちナンセンスなら、引き出しや、死に様に工夫がいるだろ? ロブゾンビといえば、名作ハロウィンをただの長ったらしい説明映画にリメイクした「デスメタル界のカリスマ」だ。 大物と小物の違いがこれでわかるよ。マジで。 って偉そうでスマンが。 ピータージャクソンは4年分の休日をかけてこのゲロと血でまみれたアホ映画を撮った。 そして見事当たって、いまじゃロードオブザリングの監督だ。 ロブゾンビが同じ趣旨で作品撮ってもこの奥行きや創意工夫に富んだ小ネタの連続パンチは繰り出せなかったろう。 そして、ピータージャクソンは同じ路線で史上最強のスプラッターコメディ「ブレインデッド」を造る。 とにかく殺す!殺す!殺す! 血!血!血! けど笑える! 死に方のバリエーション多すぎ! 飽きない! というイッチまってる具合。 それのプロトタイプがこのバッドテイストという映画なのだが、 イギリス映画に通じるアホい間が最高。 (ちなみにPJ監督はニュージーランドだけど) 「アホども」に全て托されてるのである意味ハラハラするのと、予測できない展開とで それはもう凄いエネルギーがゲボゲボしてる作品になっていた。 なんでこの流れでロードオブ~の監督になったのか全く以て意味不明だが、 あの作品の監督は彼以外にはあり得なかっただろう。 アホくてゲロゲロだけど、その中にもアーティスティックなクリーチャーや奇想天外な発想が詰まってるので、下ネタとグロ耐性がある人は見なきゃ損だ。

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