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バッド・ボーイズ (1983)

BAD BOYS

監督
リック・ローゼンタール
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  • みたログ 116

3.73 / 評価:45件

名優ショーン・ペンの原点、少年期の凄み!

  • neu***** さん
  • 2018年4月12日 20時26分
  • 閲覧数 288
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ショーン・ペン初主演作品、まだ線の細い少年の面影さえ残るこの頃の彼の研ぎ澄まされた悲壮感の様なものは、後に名優と呼ばれる事になる片鱗を充分に感じさせる名演である、

後にショーン・ペンの代名詞となる、悪童、ぶりはこの作品の影響からなのか、彼にこの役を当てたキャスティングディレクターの先見の明なのか、いずれにしてもショーン・ペンはデビュー作から既に「ショーン・ペン」なのは凄い、演技プランやメソッド演技法はこの頃から確立されている様に感じる、最後まで主役の座を争ったと聞くトム・クルーズ、ケビン・ベーコン、がこの役を射止めていたら? と想像するのも楽しい、

劇中殆ど刑務所内のシーンの為、全体に暗く陰湿なトーンで描かれて行くが、監督の簡潔だが丁寧な演出によって、決してダレる事無く緊迫感の有る場面を維持している、細かい演出の積み重ねは見事で、特に、刑務所内という武器の持てない環境での、枕カバーに自動販売機から買った大量の缶ジュースを詰めての反撃シーンの演出アイデアは秀逸だ、またクライマックスに向けて加速していく緊張感と、暴力が暴力を生む負の連鎖により周りの人々全てを傷つけてしまう悲しみをも描きだす脚本も見事である、

共演は、この時代注目されていた、ブラッドパック、と呼ばれた若手俳優達の1人で、青春映画の名作「ブレックファストクラブ」で文系ゴシック少女を演じ、「セントエルモス・フアィアー」「ショートサーキット」等でも印象的なヒロインを演じた、アリ・シーディ、話しは逸れるが、この頃に多く共演したのにも関わらず、ショーン・ペン、だけはブラッドパックと呼ばれないのは何故なのだろう、まあ確かにこの頃から彼の演技のトーンは他の俳優達とは一線を画す凄みが有るが、、、

イーサイ・モラレスもヒスパニック系の役を多く演じ、ハリウッドにあって、脇役のその他大勢、としてでは無く早い時期から、いち俳優としてのヒスパニック、を演じた俳優ではないだろうか、後にテレビシリーズ等で活躍している名優である、

刑務所を舞台にした密室での復讐劇、狙われる側のショーン・ペン、弟を彼に殺され復讐に燃えるモラレス扮する、パコ、共に痛みを背負い、ここに至るまでの彼らの過去、劣悪な環境で生きるしかなかった境遇も丁寧に描かれ、ショーン・ペンの終始他人を拒絶した様な、冷徹であるがどこか物悲しい面持ちは、センシティブな若者の内面の複雑な心情を見事に表現している、名優ショーン・ペンの演技の出発点としても是非お薦めしたい映画である。

詳細評価

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