あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(60件)
- nak********
4.0点
「パットン戦車」として名前が残るくらいだからロンメル将軍のような名将だろうと思っていたら、戦争が生き甲斐という正反対の変人の一代記でした。 世の中には仕事が生き甲斐で、そのためには家庭も部下も犠牲にしてはばからない人間がいるものですが、パットンもその部類で自分の野望のためには自分も含め いかなる犠牲も辞さないサマがよく描かれています。 米軍総司令官のアイゼンハワーもそれは承知のうえで うまくおだてて使っており、こんな指揮官にあたった部隊こそ災難ですが、戦争(世の中)にはこのような不条理もあることをこの映画はよく表しています。 他の方も書いておられますが、戦争アクションを期待するとやや期待はずれですが、特殊な人間を描いた人間ドラマとして観ると、描きにくいことを描いた名作ともいえます。 大量の人間と戦車を動員し 金のかかった大作ですが、期待とはちょっと違う作品で、興行的にはどうだったのでしょうか。 それとパットン将軍本人とジョージ・スコットはよく似ていますね。
- TERU
3.0点
派手な戦闘シーンとかはそんなにないが、有能であるが、欠点も大きいパットン将軍の人間味があった、1970年といえば、アメリカがベトナム戦争をやっている頃であり、Ww2時代の英雄を映画で見せることで戦意高揚を測った目的もあったのかも
- ntm********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - aa0********
2.0点
原題はPatton。 パットン戦車軍団ではなくて個人名。 この時点でイヤな予感。 大戦闘シーンは少しでほとんど室内会話劇。 そもそもこの将軍に興味無いのに、intermission入りの3時間は長すぎて全体的に退屈。
- 伊佐山部長
5.0点
【感想1】 「アメリカ人の将軍の下に、ドイツ人の将校を配し、日本人の下士官とグルカ兵を組み合わせたら、世界最強の軍隊ができる」と言うジョークがあるんだが、この映画を見るたびに、このジョークを思い出す。 パットンはアメリカ人の間でも「普通じゃない人」の枠に入れられてるらしいが、私にとっては、代表的アメリカ人の一人です。(パットンの他は、ジミー・ホッファ、ジョン・スタインベックかな・・・) 【感想2】 かの悪名高い共和党の大統領、リチャード・ニクソンは、この映画がいたくお気に入りだったとか。 1972年、ニクソンは世界中がアッと驚く電撃訪中をしてのけた。迎える側の毛沢東もタイヘンである。アメリカの政治家となんか、お付き合いはゼロだったのだから。 「リチャード・ニクソンって、どういうヤツなんだ?どんな映画を好むのか?」と言う話になり、中国共産党幹部一同、「パットン大戦車軍団」をご鑑賞されたそうである。ウソのようなホントウの話。 この映画に色濃く感じられる、まるで平家物語みたいな「滅びの美学」は、この映画が公開された1970年当時、既に負けパターンにハマっていたベトナム戦争の反映だと思う。 ベトナム戦争を、にっちもさっちも行かないほどコジらせたのは民主党の大統領、リンドン・B・ジョンソンだ。ニクソンは、その尻拭いを押し付けられて、散々悪者にされた。そんなニクソンが、「戦車にまたがった黒い騎士・パットン」の、武勲詩みたいな映画にゾッコンだったとは、今思うと、なんだか笑える。 【感想3】 ジョージ・C・スコットの1980年代以降のステータスは不遇と言う他ないものだった。アメリカにおけるリベラル派の凋落を象徴しているように見えて、なんだか悲しかった。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第43回
NY批評家協会賞第36回
ゴールデン・グローブ第28回