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パットン大戦車軍団

nak********

4.0

戦争が生きがいの男

「パットン戦車」として名前が残るくらいだからロンメル将軍のような名将だろうと思っていたら、戦争が生き甲斐という正反対の変人の一代記でした。 世の中には仕事が生き甲斐で、そのためには家庭も部下も犠牲にしてはばからない人間がいるものですが、パットンもその部類で自分の野望のためには自分も含め いかなる犠牲も辞さないサマがよく描かれています。 米軍総司令官のアイゼンハワーもそれは承知のうえで うまくおだてて使っており、こんな指揮官にあたった部隊こそ災難ですが、戦争(世の中)にはこのような不条理もあることをこの映画はよく表しています。 他の方も書いておられますが、戦争アクションを期待するとやや期待はずれですが、特殊な人間を描いた人間ドラマとして観ると、描きにくいことを描いた名作ともいえます。 大量の人間と戦車を動員し 金のかかった大作ですが、期待とはちょっと違う作品で、興行的にはどうだったのでしょうか。 それとパットン将軍本人とジョージ・スコットはよく似ていますね。

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