800万の死にざま

8 MILLION WAYS TO DIE

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800万の死にざま
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(9件)


  • mic********

    1.0

    よくも、ここまで……

    酷い作品に仕上げたものだ。 これは、ひとえに脚本を担当したオリバー・ストーンの罪である。 あのセンシテイブでリリカルな原作小説をよこもここまで…… ほとんど犯罪レベルの脚色である。 原作者のローレンス・ブロックは、何も抗議しなかったのだろうか。 オリバー・ストーンは、jfkのような特殊な作品しか作れない脳なし監督、脚本家だ。 本当にひどいの一語に尽きる。

  • uso********

    3.0

    演出と、役者の演技にうならせられた

    上手く表現できないので難しいんですが、強い衝撃を受けた映画の一本です。 出演している役者のテンションというか、独特の緊張感と、それを生み出す現場の空気というか、演出の妙ががっちりとかみ合った映像は、最後まで目を離せないものがあります。 かと言って、何度でも見たい宝物のような映画ではないんですよね。要は、この映画にいくつもの才能のきらめきがつまっていて、世に出るきっかけになった作品とでも言いましょうか。

  • spi********

    4.0

    悪役の魅力

    昔いろんな雑誌に、『アンディ・ガルシアはこの映画の悪役で注目を浴び、 それが「アンタッチャブル」への出演につながった』、と書いてあったので ずっと見たいなと思っていました。 今回見ることができて感激です。 この映画のガルシアはとても細身で、キレキレの役にぴったりはまっています。 麻薬の売人役なのですが、手慣れた感じで麻薬を鼻から吸引するシーンもあり、 キャンキャンわめいてまさに狂犬です。 この翌年の「アンタッチャブル」で警官役をする人にはとても見えません。 役者さんてすごいなと思いました。 けれど、この後正義の味方みたいな役しかしなくなってしまったのが残念。 こういう面白い悪役をもっと見たかったです。 VHSが少し高値なので、イギリス盤(ドイツ盤?)のDVDで見ました。 リージョン2のPALなのでパソコンで見られました。

  • k19********

    4.0

    ジェフ・ブリッジスのビジュアルピーク

    この作品は大昔80年代に一度見て原作本のストーリーをガン無視した仕上がりに驚いた記憶がある。 ローレンス・ブロックの「マット・スカダー」シリーズ。 NYの高級娼婦が足ぬけするときの用心棒を探偵スカダーに依頼する話。 この原作本はかなり面白かったのでオススメ。 LAが舞台の本作品。 抜けるような青空がカリフォルニアを象徴していて印象的。 警察官だったけどアル中になってしまい職も家庭も失ってしまった探偵役に「ジェフ・ブリッジス」。 撮影時36歳くらい。 男前です。目が素敵、髪の色も素敵。 映画「白と黒のナイフ」のジェフがビジュアル的に最高点だと思っていましたが本作品でもかなり素敵です。 演技派のジェフのアル中でボロボロになるシーンは壮絶。 麻薬の売人役にアンディ・ガルシア。 若い。 キューバ人の男前ってアンディ以外に思いつかない。 賭博場で白人のオッサンと口ケンカしたときにオッサンの頭をドツくのですがその時の「舌を出しながら人をドツく」・・・という難しい???演技、最高です。いかにも品も教養も無い売人という役どころを見事に表現しています。 娼婦役にロザンナ・アークエット。 コカインと酒でフワフワしていて「小顔」。 スピッツ顔なのですがトローンとした表情がかなりセクシー。 80年代に活躍したお三方が若くて素敵でセクシー。 話の内容はイマイチですが俳優さん女優さんのキラキラ感が見ていて楽しい。 この作品はDVD化されていないはず。 イマジカBSさんで放映されていて「やった!ラッキー!!」と録画しました。 もう見ることもないだろうと思っていた作品に再び再会できた嬉しさ。 ジェフは若い頃から特に「美男俳優」として売った人ではないので年齢を重ねて渋いオジサンになっても「あれ~えらい劣化したね~」と残念な気持ちにならない。そういった意味ではジェフのように「少し男前」の俳優さんは得です。 余談ですが映画「サンダーボルト」の女装したジェフも私はかなり好き。 20代後半くらいのジェフが「ブロンド美人」になっています。 70年代から現在まで、いつの時代においても素敵な俳優、ジェフ・ブリッジス。 最高です。

  • いやよセブン

    3.0

    中くらいのハードボイルド

    アル中で警察を辞めた主人公(ジェフ・ブリッジス)は半年の断酒に成功する。 そんなときに、ある娼婦から組織から逃げたい、と相談を受け、一応、話を通すが、その娼婦は殺されてしまう。 黒幕はギャングのボス(アンディ・ガルシア)とみて、主人公はボスの女(ロザンナ・アークエット)の助けを借り・・・。 半熟のハードボイルドかな。

  • 真木森

    5.0

    ある名匠の挽歌 そしてロザーナを想うかも

    アル中探偵マット・スカダーものの傑作を映画化した作品です。私も初めて見たのがWOWOで、その時には有名な原作のことも知らなかったし名匠ハル・アシュビーの名前も知りませんでした。一般にH.アシュビーの70年代のグレートワークを知る人には本作の評判は余り芳しくないようですね。曰く「あれだけシニカルな傑作を撮ってきた人が、最後に来てアル中達のぬるいアクションものか」という感じ。でも何の予備知識もなく見た私の第一印象では、本作はかなり良い映画です。  原作はニューヨークを舞台にしていて、800万というタイトルはその人口を指していますが、本作を制作する段階でスカダー役がJ.ブリッジスになったので舞台がロスになったとか(だから本当は『400万の死にざま』となるところです)。それでああでもないこうでもないとブーたれる輩が多いのですがそんなのはどうでも良いんですよ! 原作だってコールガールに足抜けの橋渡しを依頼されたのに彼女が殺されてしまうという部分だけが利用されて、全くの創作と考えて良いんですから。映画化された作品は独自の魂を宿して動いているんです。要はその新たな創作物が良いかどうかと言うのが評価軸だと思うのですよ。私が本作を大いに評価するのは、特にその原作を逸脱した部分にあります。多くの人がスカダーとエンジェルが駐車場で化かしあうかのようにフラッペ片手で調子はずれの応酬をするシーンや、倉庫でサラを解放するかコカインを燃やしてしまうかの一触即発で怒号を飛ばしてやり合う異様なテンションの名場面に喝采を捧げている訳です。最後のミニケーブルカーの銃撃戦も賛否両論ありながらA.ガルシアのスプラッター・ホラーさながらの末期の顔はトラウマものですね。  そして更に、私はそういう見せ場のシーン以上に、スカダーと女性達との味のあるやりとりにじんわり来るものがあって、初見時からそれが何とも言えず好きなんですよね。それに傷つきやすくてアル中でグチャグチャになりながらも禁酒をしていく感じも単に強いだけのハードボイルドヒーローと違って親近感があります。A.ポール演じるサニーがいやらし~いセリフで盛んに誘っているのに仕事の依頼は依頼と冷静に割り切ってはねのける。そして実際にはセックスもしていないのに横柄とも甘えんぼさんとも思える要求に応えてあげる。うーん、大人の男(ただし肝臓がスイスチーズのように穴だらけになってしまったスカダーはこの時点で不能になっていたのではないかとの論考も出来ます。サラともベットインしなかったし)。それでも彼女を守れずみすみす目の前で惨殺されてしまって再びアルコールに溺れる。それは不意にブローカーの男を家族の前で射殺してしまった罪の意識でアル中になってしまったのと同じように。そしてギャングまがいの方法でサラを拉致して、泥酔した彼女がズボンを脱がさそうとしてスカダーの下半身に思い切りゲロを吐く名場面。色々な翻訳がありますが、私はいまだにWOWOWでの「こんなの初めてって言わせてやる…ウェー!!」が大好きです。翌日、「化粧もしてない」「素顔の方が好きだ」のやり取りやサラが元ダンサーだったのを金を稼ぐためにこの業界に入った半生を語る叙情的なシーンが本当に良い。この時のロザンナ・アークェットの表情がとっても可愛らしいんです。彼女はかなりのファニーフェイスで、アヒル顔というかアメコミのデフォルメされた美人がそのまま実写化されたような漫画チックな顔つきをしているんですが、この時の表情は素の少女っぽさ、無垢な生地を表出していて私も感情移入しちゃったです。『アフター・アワーズ』や『マドンナのスーザンを探して』で初めて知った時はそれこそ奇矯なキャラで別な意味で忘れられない女性だったのですが、本作で対面した彼女は私にとって等身大のハリウッドの伝統「黄金の魂を持つ娼婦」です。今で言えば戸田恵梨香のような魅力がありますから、今の所セルビデオでしか見る機会がないけれども機会あれば見てください。  映画本編に関しては、残念ながらO.ストーンの脚本は破綻があちこちに見えて、例えば結局サニーが殺された理由もあまりよく判明しないまま結末になだれ込むし、それに彼女とスカダーを結ぶ線も全く希薄で「あれ、この急展開って一体何?」という違和感もありましたね。まあそういうのを割り引いても私にとってはズシンとくる名作でした。ブレイク直前のA.ガルシアがサイコキラースレスレの強烈なぶち切れキャラを演じているのも見所(なだめ役の手下が殺されて大逆上する感じは凄かった)。それから音楽が素晴らしい。エモーションをかきたててくれるというか、作品のグレードを高めてくれました。人生のやることをやり尽くした後にくる「優しさ」もどことなく感じられ、H.アシュビーの遺作にふさわしい、滋味も兼ね備えた良い映画です。乞うDVDまたはBD化!

  • chu********

    4.0

    据え膳食わない男

    据え膳食わない男‥とはこの映画の主人公スカダー。 アル中で刑事の職も家族も失ってしまった男。 このスカダーにジェフ・ブリッジス(アカデミーおめでとう!!) まさに彼がピタリとはまって味わいのある映画でした。 そもそもわたしがジェフを初めて観たのは  『カリブの熱い夜』 レイチェル・ウォードの美しさと ジェフの精悍なマスクが印象的なラブ・サスペンスでした。 でもこの人 多くの作品に出演してるから もっと前からお会いしてたかもしれません。 で、この人ってやはり多くの評価とおり 人生にけつまづいて、やさぐれた感じが味ですね。 この映画でもよれよれのネルシャツ着て 元の色がわからないようなオンボロ車に乗ってますが これがピタリとはまってました。 ある仕事の依頼人の高級コールガールに口説かれるんですが 手ぇ出さないんですね。 白いドレスを着たコールガール役のアレクサンドラ・ポールが めちゃめちゃ美しかった。 この美しい女性が白いドレスを脱ぎ捨て全裸になって ここにはとても載せられないような卑猥な言葉で誘ってきても 相手にしない。 アル中だけど、ここ最近そういう事もとんとご無沙汰なんだけど こういう事は男から誘うもんだぜ、ってとこでしょうか。 かっこよかった、ジェフ。 男だせぃ。 アレクサンドラ・ポールはあっさり殺され その後はアル中元刑事・ポン引・ヤクの売人の三つ巴の戦いに なります。 ヤクの売人エンジェルにアンディ・ガルシア。 「アンタッチャブル」の頃なんでめちゃ若い。 そして‥とろけそうに甘いマスク。 神経質で潔癖なヤクのモト締めの役柄 かなり作り込んできてました。 思うようにならないとすぐキレちゃうんですけど ボディ・ガードの中に一人彼のなだめ役がいて ガルシアの様子がおかしくなると耳元で何やらずっと囁く。 「落ち着いて~落ち着いて~はい吸って~吐いて~りらっくすぅ~」 みたいなことだと思うたぶん、スペイン語なんで。 訳入ってなかったし。 そうしてなんとかクールダウンしようとしてる ガルシアはかなりの悪人なんだけど可愛かった。 後半スカダーの暴走感は否めないが ストーリー以上に役者のからみが面白かった。 倉庫で取引のとこは怒号の飛び交う緊張感のある いいシーンだったと思う。 ロザンナ・アークェットもコールガール役で ツッパリ感と可愛いさの配合が絶妙でした。 いい女って雰囲気でした。 しかし「F○CK」って台詞が多い作品でしたね。 なにかっつーと「F○CK!!!」「F○CKING ~~」の オンパレード。 80年代の映画です。 オープニングがなかなか凝った空撮で渋い。 結構おススメです。

  • hir********

    4.0

    大ベストセラー・ハードボイルドの映画化

    これ、ハル・アシュビーの遺作なんだ。 ジェフ・ブリッジズ、ロザンナ・アークエット、に加えて、 悪役で、まだ新人の頃のアンディ・ガルシアが出ている。 主人公の「アル中」設定が、しつこく繰り返される所が、 いかにも脚本オリヴァー・ストーンって、感じです。 ハル・アシュビーと言えば、「さらば冬のかもめ」とか「チャンス」なんかで、 しみじみさせる映画の多かった人だけに、この映画では、 作風が、ガラリと変わってしまって、ちょっとイメージが狂った。 正直、アクション監督では無いので、今イチ盛り上がりに欠けるが、 そんな中にあって、アンディ・ガルシアの「狂いっぷり」が素敵だった。

  • koh********

    4.0

    ハルアシュビーの遺作ですが・・・

    名監督ハルアシュビーの遺作なんですが、何故ハードアクション?と思わずにいられない作品です。原作はローレンスブロックのハードボイルド「マットスカダーシリーズ」、脚本もオリバーストーンで、役者も揃っているのにイマイチ盛り上がりに欠けた作品となってしまっています。ハードアクション映画としては、一応合格なんですが、このキャスト、スタッフならもっと面白くできたはず。やっぱり監督さんがアクション映画に向いてなかったのでしょうか。でも、終盤の対決シーンは緊張感あるし、アンディガルシアがキレる悪役を熱演しています。ファンの方なら必見です。

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