果てなき船路

THE LONG VOYAGE HOME

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果てなき船路
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(3件)


  • hor********

    1.0

    演芸場

    英国に向かう輸送船は戦時中ということで極秘に爆薬を積荷にする事になり一般人である船員達は恐怖を感じる。ドイツの潜水艦は海上封鎖を仕掛けており輸送船は次々と撃沈されていたからだ。しかし割り増しの賃金を提示されほとんどの船員はそのまま航海に参加する。船員達は船を降りたら金を持って国に帰るなど夢を語り合う。そんな中、船室から海上に向けて光のシグナルを送るような振る舞いをした船員はドイツのスパイと疑われてしまう。 演芸場のようなわかりやすいシナリオと単調でオーバーな演技。劇場のものを映画にしたのかな。 船長室の会話を盗み聞きするシーン、喧嘩が始まるシーン、酒場で船員をだますシーンその他諸々どうにも演出が単調でステレオタイプで古臭くてこちらの忍耐の限度を超える。 今週の気づいた事:世の中にはだます人とだまされる人がいる

  • ********

    5.0

    遠近法とジョン・ウェインの大きさ

    1940年。ジョン・フォード監督。イギリス商船の乗組員たちは故郷に帰るのを心待ちにしているが、帰るたびに酒におぼれて船に戻ってきている。第二次大戦が始まり、船はアメリカから爆薬を積んでイギリスに帰るが、、、という話。自ら好んで、または好むと好まざるとにかかわらず「陸でなく海」で生きる男たち(トーマス・ミッチェルら)が、青年(ジョン・ウェイン)だけは「陸」に返そうと奮闘する。 例によってアイルランドの男たちの団結を描いていますが、全体的に陰鬱としているのは「海」に留められている男たちが、船でも街路でも遠近法的に奥行きを強調した画面のなかで描かれるからでしょう。斜め奥の消失点に向かっていく画面構成のなかの男たちにはそこから逃れる術がない。遠近法にとらわれた「海」の男たち。対照的に、唯一「陸」に残ることができたジョン・ウェインはしきりに体の大きさに言及されていた。しかし彼の喜びが画面に現れることはなく、ラストもまた「海」に戻ってしまうほかの男たちの会話で終わっています。 相手がだれでもお構いなくダンスもけんかもしてしまう「海」の男たちはある意味では地縁血縁や因果関係を離れてその場の勢いで自由に生きているのですが、同時に根無し草の悲しみも背負っている。そういう「自由」の両義性の映画でもありました。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ戦争に大義など無い、唯の災害である

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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