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パトリック

パトリック

PATRICK

110

bakeneko

5.0

ネタバレおめめパッチリ!

サイコキネシス=念動力を持った寝たきり青年の恐怖を描いたアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞作品で、ヒッチコックタッチの作劇が丁寧な、オーストラリア産“ホラーサスペンス”の佳作であります。 一時期“ヒッチコックの後継者”と言われていたリチャード・フランクリンの面目躍如的スリラーで、特殊な事情で植物人間になった?青年と新任看護婦のコンタクトから新たな事件の発生、青年の正体の発覚&決着?までを、徐々に加速する息詰まる演出で見せてくれます。 病院を舞台にした“ソリッドシチュエーション”サスペンスでもある本作は、特殊な閉鎖環境から受ける観客の印象を上手く活かした心理スリラー作品でもあります(CGを駆使した破壊シーンてんこ盛りの今日の作品群を見慣れた方には、地味目に映るかもしれませんが、この映画くらいの超能力描写の方が却って現実感を増すのであります)。 俳優は“努力賞”の主演:ロバート・トンプソンとヒロインのスーザン・ペンハリゴンに、メジャー作品最後の出演の「赤い靴」や「チキ・チキ・バン・バン」の名悪役:ロバート・ヘルプマンら英国役者が頑張っています。 地に足のついた“ホスピタル&サイキック”サスペンスで、残酷描写はありませんので家族で気軽に涼める映画であります。 ねたばれ? エンディングの“落ち”は(超能力者大盤振る舞いの)あの映画と同じですな。

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