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イザベル・アジャーニ/抱きしめたい (1981)

L' ANNEE PROCHAINE... SI TOUT VA BIEN/NEXT YEAR IF ALL GOES WELL

監督
ジャン=ルー・ユベール
  • みたいムービー 1
  • みたログ 7

4.00 / 評価:2件

フランス的感性の魅力

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2017年11月15日 0時13分
  • 閲覧数 148
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 え? 当時はけっこう人気のあった映画で、主題歌もヒットしたのに、今ではまだレビューなしですか?

 ひとつは邦題も悪いんじゃないのかな。原題は「何もかもうまくいったら来年ね」。これを、公開時邦題で「パリ風亭主操縦法」って、そりゃないでしょうに。実際、内容も、確かにイザベル(イザベル・アジャーニさん)はマキシム(ティエリ・レルミットさん)を気分次第で振り回しますけど、これはべつに「操縦」してるんじゃない。マキシムの方も愛想つかして何度もブチ切れますが、でも本当に愛し合ってたら最後はちゃんと和解できますよ、っていう素敵な物語です。
 さらにVHS版では「イザベル・アジャーニ/抱きしめたい」なんていう、有名女優の名前出しときゃ見てくれるだろ、という邦題のつけ方。そりゃ誰も見たいと思わんわな。

 まあ確かに、どんな映画に出てもオーラを発してるイザベル・アジャーニさんですが、他の作品では彼女は、その魅力があくまでストーリーを引き立てるように、全体の中に織り込まれてる場合が多いのに対して、この作品は、「イザベル・アジャーニの魅力を楽しむ」という見方ができる映画になっています。
 ここでのイザベルは、もう絶品に美しく、そしてキュートです。演じてる役柄も、わがままて、ハチャメチャなんだけど、根っこのところはとても素直で、憎めない。何度見ても惚れ直します。

 全体はコメディ仕立てですが、爆笑するようなシーンはひとつもありません。でも、下品なことを言ったり行動に出したりしてる時でも、どっかフランス人独特のおしゃれな感覚が全体を覆っていて、楽しい雰囲気にひたりながら見続けられます。
 女子会のノリも、今の日本と変わらないなと思う一方で、あっけらかんとゲハゲハ笑ってる時でも、フランス人がやると、なぜか下品にならない、かっこいい。

 で、そういうコメディ仕立てでありながら、ところどころにとてもシリアスなテーマを入れてあるので、ただのお笑いでは終わらない。「愛する」ってどういうことか、っていうことをしっかり考える映画にもなっています。さすがは「人間は考える葦である」と言った人を生んだ国ですね。

詳細評価

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