バラントレイ卿

THE MASTER OF BALLANTRAE

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バラントレイ卿
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)

かっこいい25.0%勇敢25.0%ゴージャス25.0%ロマンチック25.0%

  • rup********

    3.0

    活劇としての爽快感に欠ける

    18世紀中頃におけるスコットランドとイングランドの対立を背景にしたエロール・フリン主演の歴史活劇で、『宝島』のロバート・ルイス・スティーヴンソンが原作。 敵対するスコットランドとイングランド、兄弟同士の骨肉の争い、海賊船での剣戟などお膳立ては結構賑やかな作品ですが、ナレーションによって物語が進行するので、活劇としては作り方が固く、活気のある場面でもちょっと重苦しい印象を受けてしまいます。 これが遺作となったウィリアム・キーリー監督の演出にもユーモアやダイナミックさが欠けていて、いまいち乗り切れません。 ただ、「黒水仙」や「赤い靴」のジャック・カーディフが撮影監督なので、色彩豊かで美しく撮られている場面が多く、時代に合わせた雰囲気もよく出ていました。 イギリスで撮影されたということもあり、フリン以外の主要キャストにはイギリス映画界で活躍している俳優陣が起用されていて、登場人物の個性に華やかさがないのも盛り上がりに欠ける理由の1つかもしれません。 フリンが演ずるジェイミーと行動を共にするバーク大佐役のロジャー・リヴシーにはアラン・ヘイルのような“相棒”的な親密さが感じられないですし、弟ヘンリー役のアンソニー・スティールも兄ジェイミーと反目している場面が多くて明るさがない。 ジェイミーと絡む2人の女性についても、恋のお相手となるアリスン役のビアトリス・キャンベルは、誇り高い令嬢という見たまま通りの役柄で地味。 一方、ジェイミーに思いを寄せているジェシー役のイヴォンヌ・フルノーは、ちょっと気の強い野心的な雰囲気を出して光る存在なのに、終盤は単なる引き立て役になってしまっていてもったいないなぁという感じがしました。 ジェイミーが剣の達人というわけでもなく簡単に負傷してしまったりするのも爽快感を欠いていて、フリンが歳を取ったことをより実感させられてしまいます。 ジェイミーが大勢の前で弟に対して激高するシーンなどをみても、何だか青臭く感じられてしまって、もっと年齢的に若い俳優でないと合わないのではないかという印象を受けました。 また、気障なフランス海賊の頭目アルノー(ジャック・ベルティエ)との一騎討ちのシーンでの剣戟は、長丁場の気合が入った殺陣を披露していてなかなか見応えがあるのですが、ここでジェイミーが突然強くなるのはどうも都合が良すぎる感じがしてしまいました。 とはいえ、手下の者たちに命令を下すフリンの姿は昔と変わらず様になっていてスターオーラを感じますし、フリンの剣戟場面が多いのもファン目線では嬉しい作品と言えるのではないかと思います。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
バラントレイ卿

原題
THE MASTER OF BALLANTRAE

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-