超猛者ぞろいを抑えての主演男優賞。
- エル・オレンス さん
- 2018年11月13日 22時27分
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物語自体は正直言って平凡です。大きな展開といえば、ラストで愛猫トントが死を迎える場面くらいでしょうか。
ですが、ハリーを演じたアート・カーニーのハマり演技が実に素晴らしく、こういうおじいさんが実在するのではと思わずにいられないレベルでした。同年アカデミー主演男優賞候補は、彼の他に、
『オリエント急行殺人事件』のA・フィニー
『レニー・ブルース』のD・ホフマン
『チャイナタウン』のJ・ニコルソン
『ゴッドファーザー PART II』のA・パチーノ
と、稀に見る超猛者ぞろいの年ですが、そんな彼らを抑えての受賞に納得しちゃうほどです。
ハリーが、初恋の女と室内で踊るシーンと、ラストで亡きトントに似た猫を砂浜で追いかけるシーンは印象的でした。
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★1974年アカデミー賞 主演男優賞(アート・カーニー)受賞
★1974年ゴールデングローブ賞【ミュージカル/コメディ】 主演男優賞(アート・カーニー)受賞 (※作品賞ノミネート)
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