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ハリケーン (1937)

THE HURRICANE

監督
ジョン・フォード
スチュアート・ヘイスラー
  • みたいムービー 1
  • みたログ 24

3.55 / 評価:11件

自然は公平無私

  • bakeneko さん
  • 2009年1月19日 21時17分
  • 閲覧数 326
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ヒューマニズムと人種差別への対抗を交錯させる細やかな心理ドラマに災害のスペクタクルを絡めた、人間ドラマ&ディザスター映画であります。

繊細かつ豪快な、ジョン・フォードらしさが十二分に発揮された作品であります。
ジョン・フォードは、映画をあまり観ない人から“インディアンを悪役にした活劇が多いから白人優位主義的考えの持ち主だろう”と誤解されていますが、デビュー作から一貫して“人間差別の無意味さ”を静かに主張していた人であります(これって戦前のアメリカでは特異なことですよ!)。

有色人の高潔さと勇敢さを縦軸に、現地の白人社会の葛藤を横軸にして、複数の人物の思いが入り乱れるドラマ部門では、“重くならない”演出の匙加減が絶妙で、ユーモアも挟んで“人間性への希望”を示して勇気付けられます。
また、ドロシー・ラムーアの可愛らしさと、劇中の音楽の楽しさなども見どころであります。

そして、最大の見せ場のハリケーンの猛異は...御自分でお確かめください(観た人全てが“どうやって撮ったの?”と驚愕の映像であります)。

人間ドラマとスペクタクルを鑑賞できる、後年のディザスタームービーの鋳型となった作品ですが、なかなかこの本家を超える作品にはお目にかかれません。

(蛇足)
ほぼ同じストーリーで1979年にディノ・デ・ラウレンティスの掛け声でリメイクが作られましたが、超豪華なメンバー(カメラ:スヴェン・ニクヴィスト、音楽:ニーノ・ロータ、出演:ジェイソン・ロバーズ、ミア・ファロー 、マックス・フォン・シドー 、トレヴァー・ハワード 、デイトン・ケイン、ティモシー・ボトムズ)にも関わらず、拍子抜けの作品でした。
ただ、このリメイク作品は別の意味でとても楽しめる作品として一部で有名であります(詳しくは漫画家の川原泉さんのこの映画の解説を...。ごめんなさい)。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • スペクタクル
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