巴里の女性

A WOMAN OF PARIS

81
巴里の女性
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(13件)


  • e_s********

    4.0

    これは、私の中でも特別♡

    チャップリンの喜劇映画はクドすぎたり、悪質なイタズラが多かったりで、あまり好みではないが、本作は監督に専念し、シリアスな作品ということもあり、かなり興味を持って拝見しました。 昔の悲恋ものの多くは、女性が弱々しくて男に泣かされるタイプの作品が多いが、本作は男のほうが悲しみに暮れ、自殺してしまったり…。珍しいタイプだと思う。 いつの世も、女性のほうが本当は逞しいのは確かだが…(^^ゞ  貧しいヒロインが、パトロン捕まえ、一時、優雅な生活をおくるも、昔、愛した男性の死により、元の慎ましい女性に戻り、貧しいながら、幸せに暮らす…。 単純な物語だが、見入った!

  • pin********

    4.0

    やはりチャップリンの作品ですね

    チャップリンの作品ということで評価が甘くなっているかもしれません。 エドナ・パーヴィアンスが、いままでのチャーリーの憧れの女性という「添え物」的な役から、一人の女性として描かれようとしています。 主演のエドナ・パーヴィアンスをはじめ、人物の性格描写が深く、サイレントでもこれだけのものを描けるんだなあと感心します。 引き出しからカラーが落ちるのを見て男性関係を推察する部分は印象的でした。 退廃的なお金持ちのパーティーの乱痴気騒ぎ、裸の女性の体に巻いた布を剥ぎ取っていくシーンは、この時代としてはずいぶん大胆な演出ではないかと思いました。 逆に、主人公の恋人が、穴の開いたナプキンを隠すために四苦八苦する姿は、チャップリンの喜劇に通ずるものを感じさせます。 また、ラストの農村で慈善活動をするマリーと自動車に乗ったピエールのすれ違いは、貧しくとも誠実な生き方と、金持ちの気まぐれを対照的に描くチャップリンらしいエンディングだと思いました。 チャップリンといえば喜劇の王様ですが、こうしたメロドラマがあることも知ってってほしいと思います。 ただ、ドタバタもギャグもないし、マニアでなければ退屈するかもしれません。

  • ayutakaringjets

    5.0

    誰かが誰かを想うこと。

    「自分だけが。。」という気持ちをいつも抱いていたり。 「安定」ばかりを求めたり。 「愛されること」ばかりを求めたり。 常に、誰かに「何か」を求め、何かあれば「誰か・何か」のせいにし、 そして、そんな自分が凄く嫌で悩んでいたり。。。 そんなときにこの作品を観て下さい。 その想いが冷めぬうちに その恋が醒めぬうちに その愛が覚めぬうちに そして何よりも、自分が求めるその誰かがそばにいるうちに。。 手遅れになる前に。。。 そんなときにこの作品を観て下さい。 >>>>>>> 誰かを「愛すること」はいつの時代も繰り返し。 彼が彼女を想い、そのまた誰かが彼(彼女)を想う。 そんな繋がりの繰り返しでこの世界が出来上がる。 「優しさ」は誰でも扱うことができる。 「思いやり」は出来そうで出来ない。 「後悔する」ことは今現在を真剣に考えているから。 「決める」ことはより良いこれから(明日)に向かうため。 本作を観るたび、こんな気持ち。 そして、ラスト。自分も涙を流すことで、何か心にひっかかっていたものが外れたり、愚痴をこぼす以上にすっきりしたり。。します。 >>>>>>> コメディアンとしてというよりも、ひとりの映画人として、そして短編時代からのヒロインとして、男性から女性として?感謝を捧げた作品。この作品以降、主演のエドナ・パーヴィアンスはチャップリン作品には出演しておりません。 「色褪せない」とは言いません。 「奇抜さ」もありません。 「使い古された」物語かもしれません。 でも、素晴らしき「女性」というのを感じさせてくれて、 また、その「女性」を愛することができる「男性」であることを幸福と感じさせてくれる。。。 チャップリン作品の中で一番好きな「メロドラマ」です。

  • kak********

    4.0

    悲恋の先にある究極の幸せを描く人間ドラマ

    「街の灯」や「モダン・タイムス」で知られる チャールズ・チャップリン監督の、コメディ でない唯一の作品。 無声映画でモノクロでありながら、人生の 悲喜交々が凝縮されていて、今尚輝く傑作である。 物語は、一人の女性の生き様を通して、人間関係が それぞれの人生に少なからず影響を受ける様子 が描かれて行く。 幸せを追求する過程で多くの人間は過ちも犯す。 ほんの些細な事から、人生が翻弄されて行く様を 観ていると、他人事とは思えない。 良くある”悲恋物語”で終わらず、”幸福の秘訣”が 明示されているのだが、現代でも通用する気がする。 主役は、チャップリン映画に欠かせないエドナ・ バーヴィアンスだが、パトロン役のアドルフ・ マンジューが、喜劇に紙一重の絶妙な演技で、 ”悲劇”を楽しむ事が出来る。 コメディで実力を発揮したチャップリンだが、 その根底にある人間ドラマを知り尽くしていたから こその偉業である事が、本作品を観れば良く分かる。

  • q_c********

    4.0

    チャップリンの木綿のハンカチーフ

    記念すべきキネ旬第一回ベストテンで、第一位となった作品。 これを見ずして、映画ファンを名乗るべからず? 今年はこれを見ただけでも、意味のある一年だったと言いたいくらいだ。 願わくは、映画館でチャンとみたい。 (映画館で見ない映画は、映画にあらず! と思っているので) そして、チャップリンが仲間と創立した、ユナイテッド・アーティスツ作品。 創設後最初の一本と言うが、データベース上では何本か撮っていることになっている。 もしかして販売だけで撮影はしていなかったのか? これはチャップリンが監督に専念した作品だが、実はワンシーンだけ登場している。 わざわざ、冒頭のタイトルバックで、私は出演していませんと言いながらである。 34歳。 作品の解説に、すれ違いメロドラマの王道、とある。 確かにすれ違いシーンはあるが、後年の日本製メロドラマのすさまじいすれ違い演出になれていると、何か物足りないすれ違いだね。 それはそれとして、この種の展開の物語はかなり多い。 男女逆にすれば、「木綿のハンカチーフ」だしね。 歴史的一本と言うことで、気合いを入れて見ていただこう。 ◆お勧めポイント エドナ・パーヴィアンス。28歳。 チャップリン映画ではおなじみのマドンナである。 でもこの映画の彼女は、かなり派手な存在になってしまっており、大きく変身してしまった。 このあたり、現実の彼女へ贈った脚本でもあるような。 ◆Codeの視点 おっと、邦画の帯解きシーンを思わせるような演出。 日本映画で仕入れていたんだろうか? チャップリンは、かなりの日本通だからあり得る? ◆もう一回見たい度80%

  • yas********

    4.0

    ネタバレ見事な人物描写

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ鮮烈な美しさ!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tot********

    3.0

    ラストシーンがいい・・・

    サイレントで、しかも結構間があるので眠くなるシーンもあった。もっと短く編集したほうがよかったように思うが・・・。エドナ・パーヴィアンスもやや太り気味であまり綺麗には思えなかった。紳士的だがちょっと人を弄ぶ嫌いがある男を演じたA・マンジューと、哀感漂う母親を上手く演じたL・ノットの二人がよかった。最後は心温まるものがあるし、ラストシーンは秀逸。

  • fbx********

    5.0

    静かなる味わい

    チャップリンの唯一にして最後のコメディ意外のラブストーリー。 コメディだけではなく、様々な映画を残して欲しかった、と思うのは贅沢ですね。 地味な映画ですから、何となくチャップリンのキャリアでは 亜流と捉えられがちなのは残念。 本人が出なくても、傑作が撮れるチャップリン。

  • bgl********

    5.0

    真面目な素顔

    子供の頃、チャップリン=コメディーとレッテルを貼っていた。「巴里の女性」という映画にチャップリンが出ないと認識した時、勝手に「おもしろくない」と太鼓判を押してしまった。 ところがどうであろう?大人になり恋の酸いも甘いも経験者になればこれを見ずにはいられない。 しかもチャップリンというキャッチフレーズがあるから尚更だ。 チャップリンの映画さすがに素晴らしい。 たとえチャップリンがいなくても映画の趣は変わらない。サイレントなシーンやお決まりの字幕。 笑いはなかったにしろチャップリンが愛するエドナへ送った映画だけの事は間違いない。 実際チャップリンはどんな気持ちでこの映画を作ったのか?考えればこの映画を鑑賞する限りストーリー自体にエドナへのメッセージが込められてる。別れた恋人へ贈る映画。相手の気持ちをわかってるのか自らチャップリンが出ないのも愛するエドナの為。 実際、チャップリンもこれほどまでにエドナを愛しこの映画の男性のように悩み苦しんだ意図が見える。でなきゃこの作品は作れない。 笑いだけでなくチャップリンの真面目な素顔が滲み出た作品だ!

  • カッチン

    4.0

    手遅れで絶望の中に希望・・・

     真っ直ぐに人を愛して生きるほど、絶望感が大きい・・・  ジャン(カール・ミラー)はマリー・サン・クレール (エドナ・パーヴァイアンス)を真っ直ぐに愛し、結果自ら命を絶った・・・  ジャンの母親は復讐を考えるも、マリー・サン・クレールとわずかな希望を胸に生きていく。  純粋なジャンの気持ちに、母親としての過保護的な勝手な息子に対する考え方、マリー・サン・クレールの優雅な生活と真実の愛の選択。。。  非常に切なくも哀しい中に暖かい人間性が加わった映画でした。

  • どーもキューブ

    3.0

    エドナの為に嬉しい失敗

    チャップリンがでない事に意味が有る。初期監督作を支えたチャップリン作品の功労者。エドナパーヴィアンス主役で撮った作品。コメディを一切排して、上流階級の悲運なラブストーリーに仕上げた。エドナは、チャーリーを心から慕っていました。(僕の予測ですが、長い間のチャーリーの恋人でもあったんじゃないのかな?)そんなエドナとの別れの一作。秀抜な人物描写、ランチキ騒ぎは、当時のハイソな馬鹿騒ぎぶりがリアルに反映。(ランチキ騒ぎの死、ロスコーアーバックルの死は代表例。)しかし、映画は大失敗。ファンとして、放浪チャーリーの復活となるのです。良かった失敗して!

  • yag********

    3.0

    ネタバレチャップリンって監督もしてたんだ。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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