針の眼

EYE OF THE NEEDLE

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針の眼
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(16件)

恐怖13.0%知的10.9%悲しい8.7%不気味8.7%ロマンチック8.7%

  • kak********

    4.0

    一流のスパイも心ならずもの恋に負けた悲劇

    原作は、ケン・フォレット第11作目の同名小説。10作目まで売れなかったのだが、11作目がベストセラーとなり一躍有名になった。第二次世界大戦が背景にあるものの、明らかに”悲恋”がテーマであり戦争映画ではない。作者自身も自分の小説より良く出来ていると絶賛しているほどで、期待を裏切らない。 物語は、暗殺に細身の短剣を使うことで、暗号名「針」と呼ばれたドイツのスパイが主人公になっている。前半はスパイ活動中心に進むが、伏線がしっかり張ってあって、後半は怒濤のように物語が展開してゆく。監督は、「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」を手がけたリチャード・マーカンド。 サスペンスでありながら”心ならずもの恋”に二人の行方が大きく左右されるという難しい役を演じたのは、カナダ出身のドナルド・サザーランドとケイト・ネリガン。二人は1977年にTV映画「Bethune」ですでに共演しているだけあって息の合った演技を披露している。 最近は息子のキーファー・サザーランドも活躍しているが、ドナルド・サザーランドは今も現役でTVドラマ「クロッシングライン 〜ヨーロッパ特別捜査チーム〜」などで元気な姿を見せている。一方相手役のケイト・ネリガンは「ドラキュラ」のヒロイン役で注目された演技派女優で、本作品で見せる”女”に注目! 共演では、ケイト・ネリガン扮するルーシーの夫役で出演のクリストファー・カザノフも不遇のパイロット役を好演。「ズールー戦争」や「スリーメン&リトルレディ」などに出演しているが、今一つ大役に恵まれないのが不思議だ。3人の心の葛藤を背景に異色の”恋”に惑う二人の心情が、見る者の胸を締め付ける。 音楽も、「ベン・ハー」など3度のアカデミー賞音楽賞に輝いたミクロス・ローザが、最後まで緊張感ある物語を支えている。本作品が”悲恋”という見解に首をかしげる人も多いかもしれない。しかし、どのような状況下でも愛が育つのは事実で、ラストシーンがそれを証明している。”心ならずもの恋”の結末は如何に。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ俺の話を訊け!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • カーティス

    3.0

    前半スリラー後半メロドラマ

    第二次大戦中のイギリスを舞台にしたスパイ映画。ノルマンディー上陸作戦の情報を握ったドイツのスパイ「針」と、ひょんなことから彼に出会ってしまった人妻の関係を描いています。 本作の原作小説は学生の頃に読みました。学生の頃に読んだ本なんてほとんど忘れてしまいましたが、この作品に関しては鮮烈に覚えています。というのは、スパイスリラーを読んでいたはずなのにいつの間にかメロドラマが始まっていて困惑したから。 針がイギリスを脱出する前半がものすごく面白くて、いったいこれからどうなるんだろう?とワクワクしながら読み進めていたら、気づいた頃にはスパイと人妻の不倫ドラマになっていたのです。予期せぬ展開に首を傾げながらページをめくっていたのを覚えています。 ただ、後から思い返してみると、メロドラマになる伏線は序盤から張ってあったので、作者の手のひらの上でまんまと踊らされていたわけですね…。ちょっと悔しい…。 で、こちらの映画版ですが、なかなかよく出来た映画だと思います。キャストもいいですし、音楽もいいです。個人的に一番良かったのはロケ地の風景。戦時下の閉塞感を感じさせるような、華がなくて地味な風景の数々が、作品の雰囲気にあっていました。よくこんなぴったりな場所を見つけてくるものだな…と感心してしまいます。 ちょっと気になったのは後半の針の描写。針は殺しのプロなのですが、人妻への愛に目覚めた途端に露骨に弱体化します。愛する人妻に対して隙だらけな処置をとるのはまだわかるのですが、足に障害を持った一般人に殺されかけるのはさすがにちょっと弱すぎだと思う(汗)なんか、針が愛に目覚めたから人を殺せなくなったのではなくて、作劇上の都合で弱くなったように見えちゃうのです。前半で軍人を躊躇なく殺害する針を見ているだけに余計に。 そこのところは気になりましたが、全体的に見ればけっこう楽しめる映画なんじゃないかな~と思います。

  • スーザン

    3.0

    スパイサスペンスメロドラマ。

    ドナルド・サザーランドの冷酷非情なスパイ役は見どころ。 尖ったナイフでどんどん邪魔者を殺し、母国へ情報を届けるべく活動する。 一方、新婚夫婦の若妻にケイト・ネリガン。 この夫婦と、ドイツのスパイがどこで接点を持つのか。 そこへたどり着くまでの前半は、緊張で目が離せない。 そして、スパイが流れ着いた孤島。 そこでちょいとしたメロドラマ。 顛末は想像できるも、クサいほどのドラマティックな演出で盛り上げてくれるのだった。 孤島の暗く荒れた海と、断崖絶壁のロケーションが不安をあおる。

  • fg9********

    4.0

    ケイト・ネリガンの危うい演技に痺れる

     …あらすじは、解説のとおり。  ナチス・ドイツの凄腕スパイをドナルド・サザーランドが圧倒的な迫力で演じている。  そして、ある機密情報をヒトラーに届けるべく、追撃の手をかわして海上で待つUボートに乗船しようとするが、嵐に遭遇して孤島に流れついてしまう。  ここまででも、結構スリル感タップリ。  その孤島には、新婚旅行時に自動車事故を起こして両足を切断した男とその奥さんが暮らしていて、旦那の留守の間に奥さんと出来てしまう。  そして、任務遂行直前にして自らの命を絶たれてしまうというストーリー。  かつて観た時には、ドナルド・サザーランドの冷酷無比さに酔いしれたが、今回は人妻役のケイト・ネリガンの危うい演技に惚れ惚れさせられた。  なかなかストーリーがしっかりしていて、2回目の鑑賞でも見応えがあった。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
針の眼

原題
EYE OF THE NEEDLE

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日
-

ジャンル