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パリのめぐり逢い

パリのめぐり逢い

VIVRE POUR VIVRE/LIVE FOR LIFE

129

ali********

4.0

うらやましくも厳しい、フランスの男ども

美しくドラマチックな、浮気の話。2人の女性の間で揺れる男。原題「Vivre pour Vivre」は「やりたい放題」というか、直訳すれば「生きるために生きる」という意味で、日本語の題名はあまりに美しすぎる。 このような流動性の高い、自由競争、市場原理のような「恋愛大国」では、勝ち組と負け組の差が大きくなるのではないか。うらやましくも、まことに厳しい社会だ。・・・日本は逆に、カップルの安定度は割合高い。ただ、フランスの状況からも学んで、緊張感を持って、女性にサービスしたり、花を贈ったり、気の利いたことを言ったりしたいものです。 でも、浮気って、スリリングで楽しいものかも? でも、時間とエネルギーは使うし、リスクは大きいし、もっと他に知りたい・見たいものは多い。 「VIVRE POUR CONNAITRE」(味わうために生きる)だと思いますよ。 同じ「浮気」の映画でも、国によって、時代によって結末が違う。  ●アメリカ →1950年代の『雨の朝パリに死す』でも、2000年代の『レボリューショナリーロード』でも、男の浮気は、最大規模の悲劇を引き起こす。浮気厳禁らしい。  ⦿デンマーク →『愛こそはすべて』では、浮気がばれた男が、妻に部屋いっぱいの花を贈るが、そんな甘くはないというのがよかった。妻の選んだ次の男は、農園を持っていました!  ◎フランス →2000年代の『ロシアン・ドールズ』でも、主人公の男はあたかも権利であるかのように、浮気をする。女性の方も譲らない対応をするのだが。これに対して、『友だちの友だち』では、浮気によって、より整合性のあるカップル2組へと再編成が起こり、これもよいのかも。  ⦿イギリス →『ブリジットジョーンズの日記』では、主人公の気のいい女性が、選ぶ意識にたどり着いて、あっぱれあっぱれ。  ▽日本 →そもそも浮気映画が少ないが、『夜明けの街で』は、結局クリミナルな要素を入れてやっと盛り上がったようだ。    ===★以上の作品はすべてレビューしていますので、ご覧下さい。=== 本作品は、当時のケニアや、戦争中のベトナムも舞台となっていて、見ごたえがありそうです。京都国立近代美術館の「映画ポスター展」で、あらすじを読んで興味を持った次第。

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