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パリは燃えているか (1966)

PARIS BRULE-T-IL?/IS PARIS BURNING?

監督
ルネ・クレマン
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4.28 / 評価:69件

華麗な都市をめぐる戦い。DVD欲しい!

パリは「言葉の分からない大都市」なので敬遠ですが、一定の様式建築が並ぶ大通りは超豪華です。1940年にはフランス軍の崩壊が早かったために、1944年にはドイツの占領軍がスムーズに降伏したために、この花の都は破壊を免れました。

日本ではDVDが残念ながら発売されず、見ていませんが、同名の本で大体の歴史は読みました。ドイツ軍が速やかに降伏した理由は3つあるようです。

1.連合軍の進撃が早かった。
2.フランス人のレジスタンスが、都市の要所を確保した。
3.ドイツ軍の現地司令官が、ヒトラーからのパリ破壊命令を無視した。

フランス人が命の危険もおかして、ドイツ軍に抵抗した心理は、気になります。日本人なら、そこまでする気概はないしょう。(今でも、「独裁」を自称する自治体の長に投票する人も多いですから。抵抗する人も多いですが。)

3の理由も、知りたいところです。これまで、CかKで始まる名前の司令官が、「美しいパリを壊すに忍びなかった」(ドイツ軍は占領時代にパリ生活を楽しんだので)という説が多かったようです。しかし、最近発売された分厚い『ノルマンディー上陸作戦1944〈下〉』(白水社)を読むと、司令官は実は2人の副官(反ヒトラー派?)に諌められて破壊を断念したとのことでした。さらに、1に関連して、ドイツ軍がノルマンディーの戦いで大幅に消耗し、戦闘能力を失いドイツ方面への撤退を優先したという状況もあったようです。

この本は、ノルマンディー地方はひどく破壊され多くの民間人も犠牲になったが、それが残りのフランスを救ったのだと、しみじみと述べています。また、フランス人の「対独協力者」に対するレジスタンス側の報復の行きすぎも、記述されています。

最近の映画(★私のレビューを見てください)では、

・イタリア映画『激動ヨーロッパ戦線(下)』も、基本的にはファシズムを批判しながら、レジスタンス(パルチザン)の行き過ぎも描いていました。

・『シャーロットグレイ』には、イギリスはフランス人のレジスタンスを支援したが、ときには「左派」のレジスタンス勢力の抹殺に手を貸したかもしれない、という微妙なニュアンスのシーンが、置かれていました。(もちろん、これが主人公=女性工作員の運命に影響するというストーリーです。)

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