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パリは燃えているか (1966)

PARIS BRULE-T-IL?/IS PARIS BURNING?

監督
ルネ・クレマン
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3.78 / 評価:69件

1944年8月、パリの夜明けは近い

  • 一人旅 さん
  • 2014年2月10日 0時00分
  • 閲覧数 1107
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

ルネ・クレマン監督作。

第二次世界大戦末期、パリ市民によるレジスタンス活動から、連合国軍によるパリ解放までの2週間を描く戦争ドラマ。

当時の情勢が詳細に描かれている点で興味深かった。
ドイツ側の視点では、ヒトラーによるパリ破壊命令を受けたドイツのコルティッツ将軍の心の葛藤が描かれる。悪者というイメージの強いドイツ軍人ながら、将軍が併せ持つパリ市民への同情心や歴史的価値の高いパリの街並みに対する敬意といった、ドイツ軍人に対する肯定的な見方も印象的だった。
レジスタンス側の視点では、ドゴール派と共産主義派の内部対立、そしてレジスタンスによる警察署といった公共施設の一斉占拠作戦、連合国軍をパリ市内に進軍させるための根回し工作など、今まで知らなかったパリ解放の舞台裏がリアルに描かれている。

もちろん、戦闘シーンも迫力を存分に感じさせる仕上がりになっている。
対戦車戦は特に迫力と緊張感に満ちている。レジスタンスがお手製の火炎瓶を敵戦車目掛けて投げるシーンや、戦車同士の砲撃戦が印象に残る。
また、上階にあるおばあちゃん(一般パリ市民)の家にお邪魔して、窓から遠方に構える敵戦車と戦うシーンも良かった。敵戦車が窓目掛けて砲撃しようと、少しずつ照準を合わせていくシーンでは緊張感に包まれる。可笑しかったのが、砲撃が窓に直撃したのに嬉しそうにティータイムしているおばあちゃんの姿だ。たとえ自分の家が壊されようと、ドイツ軍を追い出すために激闘を繰り広げるレジスタンスの勇姿を見て、パリの解放が近いことを予感してついつい嬉しくなってしまったようだ。

この映画では当時の実際の映像も使用されている。
連合国軍のパリ入城を大歓迎する無数のパリ市民の姿が印象的で、且つ感動的だった。
皆心の底からパリが解放されるその瞬間を待ち侘びていたのだと強く伝わってくる。

詳細評価

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