ここから本文です

パリは燃えているか (1966)

PARIS BRULE-T-IL?/IS PARIS BURNING?

監督
ルネ・クレマン
  • みたいムービー 56
  • みたログ 234

4.28 / 評価:71件

忠実なる戦争映画

  • ami***** さん
  • 2009年12月6日 12時52分
  • 閲覧数 750
  • 役立ち度 27
    • 総合評価
    • ★★★★★

ノルマンディー上陸作戦に端を発して、我が物顔でいたオチデントのナチスドイツ軍
が様々な地域で戦線を破られ、またここフランスはパリでも追い詰められようとして
いた、そんな1944年8月、この映画が作られた22年前に、映画のような実話が
ありました。あのパリが無くなっていたかも知れない、そう思って映画を観ていると
ハラハラして居ても立ってもいられなくなります。

連合軍に迫られ、総統ヒトラーも狂気の沙汰になり、「パリなど破壊してしまえ」と
命令を下す。ナチスにフランスを陥落されてから抵抗を続けてきた自由フランス軍を
中心としたレジスタンス運動が、ゼネストを期に市民の蜂起を促し、ついにはパリ占
領軍を降伏させる。
この時に、パリ占領軍の責任者である将軍が、ヒトラーの狂気に気づき、パリを破壊
しないように配慮した事が、今のパリを残していると言っても過言ではないが、それ
より何より、この市民による市民自らのパリの自由を求めた勇気ある戦いが、今の
パリをより美しく永遠のものにしたと言った方がやはり良いだろう。このような経験
をしたパリ市民には、不謹慎ながらも日本人である私としてはとても羨ましい限りで
ある。国を守ったのは正に自分たちなのだから。


この映画は、この実際にあったこの歴史を忠実に再現した作品となっているようで、
しかも私は運が良いことにフランス語版を鑑賞する事ができました。
英語版が主流のこの仏・米合作の作品を、英語で鑑賞してしまっては、折角の忠実度
が下がってしまいますものね。
俳優もかなりの豪華さで、スターばかりを集めているようですが、スター映画には
なっておらずどちらかと言うとドキュメンタリー風になっていますし、ところどころ、
実際の映像が挿入されており(だから白黒で作ったのだと思いますが)且つ違和感なく
まるで記録映像のようにも鑑賞できます。

占領軍指揮官が降伏した後に、ヒトラーが電話口で「パリは燃えているか!」と怒鳴
っているシーンやラストのシーンも圧巻です。


西部戦線の映画は数知れずありますが、余り着色されていないと言う意味でも、
観る価値ありと思います。これは記録映像としても永久保存版でしょう。

今のパリが残っていて良かった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
  • 勇敢
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ