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ハワーズ・エンド (1992)

HOWARDS END

監督
ジェームズ・アイヴォリー
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  • みたログ 593

3.67 / 評価:105件

真に心の栄養になる映画

  • adk***** さん
  • 2019年11月14日 9時43分
  • 閲覧数 708
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

デジタルリマスターされ映画館で初見

小説は読んでいないのですがおそらく映画化ならではの欠点として
マーガレットとルースの友情の育まれる過程の描写が雑、あるいは映画的時間の流れでは表現できないためか 不完全
同様にマーガレットがヘンリーの思いに気づくとかそういう恋愛の生まれる機微が端折られてて唐突

確認したいのは冒頭にルースがハワーズエンド邸をさまよってる場面
邸の中にいたのはさまよってるルースと同時代なのかってこと。
なんかさよってるルースは魂だけの存在、つまり既に死んでいて(病気で行けないからの生霊でもいいけど)で邸の中の様子はルースが死後、あるいはルースが幼いころ、あるいは生まれる前のことなんではないかと思ったわけです、
いずれにせよ
超現実的な世界、空想や夢、霊的な物語が始まるんだな、という印象のオープニングでしたので、くりひろげられている人間関係のすったもんだの背景に
つねに大きな力人智を超えた存在を感じさせる。

レナードバストなる貧困層の登場人物がほんとうに高潔で胸をうたれた。
拝金主義が跋扈する現代社会では とうに絶滅したのではないかというような。
ヘレンの親切心があだになるストーリーもたまたま結果としてあだになっただけでやはり消えゆく人間の高尚な魂というものを描きたかったのではなかろうか。
人間の意思の無力さと神の意思の絶対的な力との対比を描くためというか。

壮大で深遠なテーマを大仰でなく細やかな人間の日常的なやり取りだけを通して描くという神業的な物語が イギリスの夢のように美しい風景の中で描かれる。

ほんとうに心の栄養になりました。

小説を読もうと思います

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
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  • 不思議
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