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犯罪王リコ (1930)

LITTLE CAESAR

監督
マーヴィン・ルロイ
  • みたいムービー 5
  • みたログ 29

3.00 / 評価:7件

ギャングと無限、そして限界

  • 文字読み さん
  • 2010年5月9日 2時30分
  • 閲覧数 424
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1930年。マーヴィン・ルロイ監督。ギャング映画のその後を決めた古典。田舎のギャング(エドワード・G・ロビンソン)が都会に出てその無鉄砲さで頭角を現すが、かつての相棒(ダグラス・フェアバンクス・Jr)を殺すことができずに転落していく話。すべてのギャング映画(やヤンキー映画)はとんとん拍子の上昇曲線と、やがて突き当たる限界にどう対処するのかが決め手ですが、その見事な典型です。

G・ロビンソンが入る組織には直接のボス、そのボス、さらに街をしきる親玉というギャングの階層があって、彼はその階層を無視してやりたい放題。しかし警察につけまわされて、かつての相棒が弱みになっていきます。その相棒のフェアバンクス・Jrはギャングから足を洗ってショービジネスに生きたいが(ダンスのパートナーとの恋も)、なかなかG・ロビンソンとの関係が切れない。それぞれが目指す無限の彼方と目の前の現実的な限界の葛藤。すばらしい。

マーヴィン・ルロイ監督のいくつかの作品同様、この作品でも主人公の小道具への執着が強調されています。G.ロビンソンが大切にする手下たちから贈られた時計。「哀愁」とお守り、「心の旅路」と記憶のない家の鍵。いずれも胸元からすっと取り出される小物たち。監督のこだわりなのだろうか。

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物語
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