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偉大なるアンバーソン家の人々 (1942)

THE MAGNIFICENT AMBERSONS

監督
オーソン・ウェルズ
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3.83 / 評価:36件

オーソン・ウェルズの寛大さに感じ入る

  • fg9***** さん
  • 2017年3月16日 11時38分
  • 閲覧数 364
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …オーソン・ウェルズの監督作品は、『黒い罠(1958)』ぐらいしか観たことがないので観てみる。
 …デビュー作『市民ケーン』に続いての今から75年前の1942年の作品だ。
 …あらすじは、解説のとおり。
 19世紀末、米国中部の名家アンバーソン家の嫡子である男性ジョージは、わがままな性格のままに青年へと成長した。
 そんなある日、かつて彼の母親イザベルと恋仲だったユージーンが実業家として成功を収めて帰郷する。
 今やともに連れ合いを亡くしている彼とイザベルは旧交を温め合うようになるが、ジョージは2 人の再婚を頑強に拒否する。
 その一方でジョージは、ユージーンのひとり娘であるルーシーに強く心を惹かれていくのだったが……。
 以上の話しにアグネス・ムーアヘッド演じる叔母のファニーが絡むのだが、このファニーがエキセントリックで、ストーリーの展開にメリハリを付けていた。
 後半に至ると多少駆け足の感は否めず、結末も悲劇で幕を閉じるのかと思ったら、ちょっぴりハッピー的な幕引きで無理やり感を覚えてしまった。
 で、ある解説を見ると、次のようにある。
 …『オリジナル版は131分だったが、不評と見るや製作会社RKOは監督の意向を無視して作品を改変。
 短縮だけでなく再編集もし、さらにラストは助監督が新たに撮り直した。
 以後、ウェルズは “呪われた”映画作家としていばらの道をたどる。』
 で、本編は88分なので、40分も短縮・再編集されてしまった訳だが、ジ・エンドの後に、ナレーションを務めたオーソン・ウェルズが、出演者とスタッフを丁寧に紹介していて、彼の寛大さに感じ入ったことでもあった。
 また、当時は、自動車社会が黎明期を迎えたばかりなのに、自動車事故(交通戦争)に警鐘を鳴らしている場面もあり興味深かった。
 玄人筋からは、長廻し・カメラアングル等で絶賛されているが、そこまでは観て取れないまでも、十分に一見の価値はあった。

詳細評価

物語
配役
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