ここから本文です

ピーターラビットと仲間たち (1971)

TALES OF BEATRIX POTTER

監督
レジナルド・ミルズ
  • みたいムービー 10
  • みたログ 19

4.22 / 評価:9件

ピーターラビットの世界へようこそ

  • ゆき さん
  • 2009年11月21日 13時19分
  • 閲覧数 549
  • 役立ち度 12
    • 総合評価
    • ★★★★★

緑溢れる草原に素敵な音楽が流れる・・・。
もうこのオープニングだけで「あ、いいな・・」と惹き込まれました。

英国ロイヤル・バレエ団による「ピーターラビット」のバレエ映画。

お話はいくつかのオムニバス形式になっており、
各シーンでそれぞれの動物達が色々な踊りを見せてくれます。


バレエダンサー達が、動物の着ぐるみを着て踊っているのですが
これが本当に素晴らしい!

動物達の特徴をよく掴んだ、躍動感のある動きに驚くばかり・・・。

特に印象に残ったのは、カエルのダンスシーン。
雨で床が濡れているにも関わらず、滑ること無く軽快に踊る姿は圧巻!

着ぐるみを着て頭の方にかなり重心があるはずなのに、
ピルエット(片足で一回転する踊り)の軸が全然ぶれないのもすごい。

お話でお気に入りだったのは、

2匹のいたずらねずみが、ドールハウスを本当のお家と勘違いして忍び込み、
テーブルの上に並ぶおもちゃのケーキやごちそうを見て、喜んで踊るところ。
でもその後、本物じゃないと気づいて・・・。
(陶器の破片の上で踊る姿にヒヤヒヤ・・・!)


着ぐるみの造形も、出てくる小道具も、まさに絵本のイメージ通りで
本当に見ているだけで心躍ります。

動物達がパステルカラーのチョッキや帽子、ワンピースなどを
普通に着こなしているのも、何だか可愛いんですよね。

そう言えば、タイトルにはピーターラビットってありますが、
ピーターはかなり影が薄かったような(笑)
どちらかと言うと「その仲間たち」のお話がメインです。


また、バレエ映画だけにオーケストラによる音楽がすごく素敵。

自分がミュージカルが好きだからかもしれませんが
クラシックやジャズ、ロックにシャンソン・・・と、ジャンルは違えど、
音楽の良い作品って、本当に観終わった後も印象に残りますね。

セリフは無くても、動物達の心情をすべて音楽が表現してくれます。

例えば、
・お母さんと別れを告げ、故郷を後にする子豚の兄弟の場面に、
「これから旅立つぞ」と言うかのような勇ましいトランペット

・夜の暗い森に入り「怖いなぁ・・・。迷っちゃったらどうしよう」と
不安や心細さを表すオーボエやクラリネット

・可愛い子豚の女の子に自分の想いを伝えたくて踊る、ロマンティックなハープ

・嬉しくて思わず踊りだしちゃうねずみ達を、軽快なピッコロやフルートで

各シーンの奏でる音楽や、ダンサー達のコミカルな踊りで
「きっとここは、こう・・・」と、自分だけのストーリーを想像しながら
見ることが出来て、とても楽しかったです。

また、合間に映る湖水地方の緑の素晴らしさも見逃せません。


美しい音楽や緑に癒され、愛らしい動物達の
コミカルでありながら、優雅なバレエの動きにうっとりする・・・。

これと言ったストーリーの起伏はありませんが、それが却ってゆるやかで心地よく
気負わないで見れる所も自分には合っていました。

今まで見た中のベストテンに入るほどお気に入りに。
こういった作品に出逢えるのも、本当にこのサイトの醍醐味ですね。


・ピーターラビットが好き
・ビクトリア調のイギリスの雰囲気が好き
・クラシック音楽に抵抗がない
・踊りが好きで、ずっと見ていても飽きない
・お話がなくても雰囲気だけで楽しめる

そういった方にはとてもおすすめだと思います。


絵本から飛び出した動物達が、素敵な音楽に合わせて優雅に踊りだす・・・。
まるで夢みたいな話。でもそれを実現させてくれるから、映画って楽しいです。

もし機会がありましたら、ぜひどうぞ。
始終、笑顔・笑顔の本当に素晴らしい作品でした。



*(こちらは余談になりますが、)
ひとつ前のレビューにあったお子さんの可愛らしいエピソードにも癒されました^^
また、もうお一方の詳細なレビューを拝見し、この映画を見るきっかけとなりました。
素敵なレビューをどうもありがとうございました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • かわいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ