ここから本文です

悲情城市 (1989)

悲情城市/A CITY OF SADNESS

監督
ホウ・シャオシェン
  • みたいムービー 228
  • みたログ 347

4.15 / 評価:112件

LIFE&DEATH in 台湾

  • 文字読み さん
  • 2014年7月16日 0時08分
  • 閲覧数 3013
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

1989年。候孝賢監督。第二次世界大戦直後から数年間の台湾。日本支配から中国の本省人支配へと次第に移り変わっていく様子が、ある一族を通して描かれています。人生にまつわるすべての式典(誕生日、結婚式、お葬式)があり、「台湾の生と死」にふさわしい。国が変わるということがどういうことかというと、家族はばらばらになり、友人は別れていき、新興勢力との抗争と一時的結託が生まれるということ。すべてが分裂していくなかで金を通じた利害関係だけは、一時的にせよ人々をつなぐ。聾唖の若者のカップルもそこから離れては生きられない。

近代台湾が置かれた地政学的な悲しさがよく表れています。日本と中国の狭間という意味でも、台湾内の平地と山地という意味でも。青天白日旗が翻るようになっても、山地ではそれを逆さまにしている。本省人による弾圧から逃れた若い知識人たちはまさにその「逆さまの青天白日旗」が翻る山地を目指し、理想郷を作ろうとするが、それもあえなく潰え去る。

画面上では男たちが死んで行って、かつてにぎわっていた食卓には、今や女たちと子供と狂人しかいない。本格的に国民政府(本省人)による支配がはじまるところで映画は幕切れとなります。とにかく切なく悲しい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ