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美人劇場

美人劇場

ZIEGFELD GIRL

131

bakeneko

5.0

ネタバレ“I’m Always Chasing Rainbows”♪

NYのブロードウェイで1907~1931年まで“Ziegfeld Follies”として上演されたショーの中から選りすぐった楽曲、レビュー、コメディを再現して鏤めながら、3人のショーガールの軌跡を綴ってゆく“バックステージもの”で、「巨星ジーグフェルド」や「ジーグフェルドフォリーズ」でも再現された1920年代の絢爛たるショーと、三者三様の美女の運命劇に惹き込んでくれます。 1920年代のNYブロードウエイを舞台にして、 ボードビルの一座からスカウトされた:スーザン(ジュディ・ガーランド) エレベーターガールからスカウトされた:シーラ(ラナ・ターナー) 音楽家の夫のオーディションに付いて来てスカウトされた:サンドラ(ヘディ・ラマー) の、それぞれの奮闘と葛藤が、華やかなショーと歌を挟みながら語られてゆきます。 3人の美女がそれぞれ違った外見&キャラクター&境遇ながらどこか演じる女優を反映した設定になっていて、 ジュディ・ガーランド:妹タイプの赤毛のおちびさん-生粋の芸人育ちでステージパパっ子 ラナ・ターナー:庶民的美女ブロンドのナイスバデイ-(映画ではエレベーターガールですが、実際に彼女はアイスクリーム屋のバイト中にスカウトされました)警官の父親とトラックドライバーの恋人(ジェームス・スチュアート)がいるが、豪奢な生活に目が眩む… ヘディ・ラマー:上流淑女タイプの黒髪美女-(実際に彼女はオーストリア出身、作曲家の友人あり)クラッシック音楽家の夫と経済格差で別居する(実際には夫から逃れてウイーン→パリ→ハリウッドに…)。 -と現実と映画が混在したドラマを創り上げています。 そして、ジーグフェルドフォリーズ全盛期の1920年代の華やかなレビューショーや町の雰囲気の再現は豪華で、オープニングタイトルバックに示された様々な衣装も見所となっています。 “Laugh? I Thought I’d Split My Sides”♪、“You Stepped Out of a Dream”♪、“I’m Always Chasing Rainbows”♪、“Caribbean Love Song”♪、“Minnie from Trinidad”♪、“Mr. Gallagher and Mr. Shean”♪、“Ziegfeld Girls/You Gotta Pull Strings”♪、“You Never Looked So Beautiful”♪等の歌とレビューをじっくり魅せてくれる作品で、本映画のジュディのテーマ曲となっている:“I’m Always Chasing Rainbows”♪はショパンの幻想即興曲Op.66が原曲ですし、ヘディ・ラマーのテーマ曲となっているのも同じくショパンの夜想曲第2番と、細やかな設定でも唸らせてくれますよ! ねたばれ? 当事は豪奢だったのでしょうが、あの衣装デザインは今となってはあまりにもベタな気が…(「プロデューサーズ」のドイツ風衣装デザイン(美女の頭にソーゼージやザワークラウトが載っている…)を連想しました)

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