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必死の逃亡者 (1955)

THE DESPERATE HOURS

監督
ウィリアム・ワイラー
  • みたいムービー 9
  • みたログ 123

4.03 / 評価:39件

追従許さぬサスペンスのお手本。

  • sony_rikiel さん
  • 2010年3月31日 20時30分
  • 閲覧数 339
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

平穏な生活を送っている4人家族の前に、
3人の脱獄囚が押し入ってきた。



このシンプルな設定オンリーで最後まで緊張感を絶やす事なく1つの映画に仕上げたウィリアム・ワイラー監督の凄さには脱帽です。脱獄囚を追う刑事たちの描写はあくまでもサイドストーリー。カレーに添える福神漬けみたいなものです。3人の脱獄囚を相手に、一家の主である主人公が家族を守るために戦う姿をじっくりと見せてくれます。「面白い映画っていうのはね、余計なものは要らないんだよ、見せたいものだけ見せれば、それで良いものが出来るんだよ」っていうウィリアム・ワイラーの声が画面から聞こえてきそうです。



殆ど、家の中のやり取りですから、密室劇なんです。舞台でも通用しそうな感じです(実際、原作は舞台でもやってたみたいですが)。要するに、お金がそんなに掛かってない。でも、必要なものだけ揃えれば、これだけ面白い映画が出来るんだっていうことが分かります。昨今の予算掛けてる割には話が薄っぺらい映画しか作れない映画関係者はこの映画を見直し給え!



ハンフリー・ボガート扮する脱獄囚のリーダーも凄みのある悪人ぶりで、観る者を圧倒させますし、それに対する一家の主を演じるフレドリック・マーチの熱演も素晴らしい。その他の俳優陣の演技も、サスペンスを高める絶妙なスパイスになっています。誰かがずば抜けていて、誰かが駄目っていうところがない。それだけでも凄いと思いますね。



この映画、1990年にミッキー・ローク主演、マイケル・チミノ監督のコンビでリメイクされてますが………うーん、ロークは大好きだし、復活は嬉しいけど……さすがにハンフリー・ボガートの役をやるには荷が重すぎたかな。いくらなんでもこの映画のリメイクは無謀な挑戦、でしょ。100年早かった。

詳細評価

物語
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