あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(21件)
- エル・オレンス
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - JUNJUN
4.0点
全編に流れる音楽が素晴らしい。ミュージック・ビデオのような映画でした。
- per********
4.0点
人気楽団を率いるレッドは旅回りの興行が多忙を極め、妻の反対を押し切り、娘のドロシーを寄宿舎に預ける。しかし、それがきっかけでドロシーは難病にかかってしまう。後悔したレッドは初めてお金より大切なものに気づき、音楽を捨てる決意をするのだった。 「5つの銅貨」は楽団名であると共に持ち歌のタイトルでもあります。 そうこの最後の銅貨は 何よりも大切なもの 愛を教えてくれるから 愛は天国だもの 五つの銅貨さえあれば もうそれだけで億万長者 時代に取り残され、バンド仲間にも追い越されていくレッドの悲哀が心を打ちます。でも、やっぱりレッドは音楽から離れることは出来ませんでした。終盤はアルプスの少女的な演出もあったりで、もう涙なくしては観れませんでした。 サッチモことルイ・アームストロング本人が登場します。トランペットもさることながら、あのしわがれ声と笑顔がなんとも強烈。ダニー・ケイとの掛け合いの楽しいことといったら! これこそJAZZの醍醐味ですね。 (P.S.) 「リパブリック賛歌」は米国の行軍マーチだと思っていましたが、これほど宗教的な内容だとは知りませんでした。
- bar********
3.0点
5つの銅貨。レッド・ニコルズという実在のコルネット奏者を題材にした家族と音楽がテーマの映画です。 実際、筋書きは感動的で面白いと思います。そこには夢を追い求める尊さと、家族を愛する男のさらなる尊さが描かれています。これが実話だとすると素晴らしい劇的な人生だと思います。 ただ映画としてはたいしたものじゃありません。たしかにストーリーは優れていますが演出や見せ方は平凡極まりなく、退屈で無駄がかなり多いですし、工夫がほとんどありません。テレビドラマ風とでもいえばいいのか、教科書チックな表現に終始しています。これでは面白さもほとんど伝わらないです。深みがほとんどありません。 平凡な映画といいましたが、ストーリーを加味すると平凡ではないかもしれません。ただしどんなにストーリーが良くても、伝え方がまずいので、結局は浅い映画になっています。これは作り手に芸術的センスや深い教養が足りないからです。真の作品とは言えません。 ルイ・アームストロングが本人役で出演していますが、彼が出ているおかげで、彼の音楽シーンはパリっとしていて見ごたえがあります。やっぱり真の表現者は張りがあるんですね。力強くて意義深いシーンです。それなのにその他の部分でこんなありきたりで皮相的な映画になってしまって、残念です。
- xin********
5.0点
レコードからCDへ、ビデオからDVDの時代になって久しいが、サントラがCDで再発されるまで、そして本編がDVDで発売されるまでずいぶん掛かったなぁ、というのが正直な印象で、それほどジャズという音楽が時代に即していなかった、ということだろう。 ジャズ関連では、「グレン・ミラー物語」や「ベニー・グッドマン物語」が作られたが、音楽的な側面でいうと本作の方がはるかに出来が良いと思うのだが、本作の冷遇ぶりは前者とレッド・ニコルスの知名度の差かも知れない。 本作のハイライトはダニー・ケイとルイ・アームストロング出演によるところが大きいけれど、「5つの銅貨」や「ラグタイムの子守歌」など本作用に作られた音楽も聴き所の一つだろうと思われる。 個人的には2人の掛け合いで歌われる「聖者が街にやってくる」から、ドロシーまで加えた「子守歌メドレー」あたりがハイライトだ。 デキシージャズに詳しくなくても、とりあえずレッドが「リパブリック賛歌」吹くシーンまで見て、このリパブリック賛歌で引っかかった人はラストまでみて間違いないと思う。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。