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陽のあたる場所 (1951)

A PLACE IN THE SUN

監督
ジョージ・スティーヴンス
  • みたいムービー 25
  • みたログ 362

3.64 / 評価:128件

忘れようのない映画

  • T-800 さん
  • 2007年5月21日 2時06分
  • 閲覧数 812
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

アラン・ドロンに『太陽がいっぱい』があるように、モンゴメリー・クリフトにはこれがある。

子供の頃観て、世界観が変わった。
相当長い間、影響された。
原作「アメリカの悲劇」は学校の図書館から幾度となく繰り返し借りた。挿絵や本の感触まで覚えている。

ある日、湖に浮かぶボートには二人の男女の姿。
ジョージとアリス。
オールが水を切る音。
広い広い湖。
静寂と緊張。
殺意にこわばるジョージの表情。
アリスは、なぜ、と切々と問い続ける。
話し合ううちに次第に彼の心に変化が現れる。
いっとき、綺麗で裕福なアンジェラに惹かれたのは確かだが
俺はやっぱりこのアリスを捨てられない・・・。

ところがアリスは彼の不自然な態度から、このふたりきりのボートに誘った彼の真意の全てを悟り、逆上してしまいボートの上で暴れだし・・・。

なんたる皮肉。

モンゴメリー・クリフトはヘンリー・フォンダの品位と、グレゴリー・ペックの端正な顔の線と、ジェームズ・ディーンの動きやシルエットと、アラン・ドロンの人を引き込む蠱惑的な暗さを併せ持つという、ある意味完璧に近い映画俳優だった。
後年自動車事故により顔面に重大な怪我を負い生きながらえたものの、不幸のどん底で失意のうちに死んだ彼。
彼自身が生きながらの緩慢な悲劇であったのだ。

こういったことから、忘れようのない映画、というのもある。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 絶望的
  • 切ない
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