ここから本文です

火の馬 (1964)

ТЕНИ ЗАВЫТУЫ ДРЕДКОВ/TINI ZABUTYKH PREDKIV/HORSE OF FIRE/SHADOWS OF THE FORGOTTEN ANCESTORS

監督
セルゲイ・パラジャーノフ
  • みたいムービー 25
  • みたログ 53

4.41 / 評価:17件

タルコフスキーの原点?

  • amaterasulover︎ さん
  • 2008年4月13日 16時45分
  • 役立ち度 24
    • 総合評価
    • ★★★★★

以前アイヴィーシーという会社からVHSが販売されていましたが、現在は廃盤です。早いうちにDVDとして発売されることを願います。この映画は1964年にソ連のウクライナで製作され、原題は『忘れられた祖先の影』です。物語は寓話的で、見方を変えればホラーなんですけれど、まあ、ホラーではなく悲しいラブストーリーです。反目しあう2つの家系、しかし、その両家野息子イワンとマチチカは恋に落ちます。結婚のためイワンは出稼ぎに、しかしマリチカは川に転落し命を落としてしまいます。そしてその死を知ったイワンは抜け殻のようになり、、、、月日が経ち、パラグナという女性と結婚をしますが、、彼女はマリチカのことが心からはならないイワンを見て、彼女に思いを寄せるユーラという魔術師とできてしまいます。まあ、事実、マリチカの亡霊か?イワンノ幻想が夜な夜な登場するのですが、、、そして、、、遂に、、、イワンはマチチカのもとへ。。。物語はそんなかんじで、ムィハーイロ・コツュブィーンシクィイという人の小説を映画化したもので、一途な愛がテーマです。映像がとにかく美しく、ところどころ前衛的な手法も取入れられており、とても素敵です。タルコフスキーが影響を受けたというのが、深く頷ける映像美で、「水」「火」も登場し「ミルクを溢す」シーンも登場します。ひょっとすると、タルコフスキーより美しいかもしれません。この映画を観て、残念に思うのは、むしろ日本映画のことで、例えば黒澤監督がモノクロからカラーへの変化に撮影方法やメークなどで戸惑った時、この映画のように「濃い色」と「黒い」衣装や影でカラー映像を創っていれば、もっと素晴らしい作品が生まれていたのではないか?と個人的には想像してしまいます。あと、この映画に登場する口にくわえて弦を手で弾く楽器ですが、これに似たものがアイヌにも伝わっており、古代に文明が分かれたんだんだなあ、、と思いを巡らせたりしました。関係ない話ですけど。映像は文句無しに5点満点です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 不気味
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ