作品レビュー(6件)
- abu********
3.0点
プロパガンダ映画って言われますけど、 純粋に見ればあぁ、美しいなぁ、て思います。 この頃は一人で何種目もやったりしてたんですね。 なんでもやっちゃう選手に驚きました。 日本の選手も結構出てますね。 この頃からすでに水泳は得意だったのか、、、。
- gan********
3.0点
ヒトラーはでてこない。スポーツの記録。 昔は体操も水泳も屋外でやってたのね。 馬術で競技中、馬が池の水飲み始めたの笑えたわ。 日本人もたくさん登場します。どいつもダセェ。
- fbx********
3.0点
オリンピックが政治的宣伝に用いられていたことはやむを得ない。 しかし、リーには選手たちの美しさにのみ焦点を当てている。 全く異質なプロパガンダ。 だからこそ、今も残っているのだ。
- ライオン
5.0点
監督レニ・リーフェンシュタールがもった、映像としての実写に対する想いが伝わってきます。 当時、ヒトラーからの指示によって撮られたと言われるオリンピック記録映画で、費用面での援助により、完成度の高い映像に仕上がった作品です。 非常にアングルにこだわった撮影で、選手たちの緊張感や肉体の美しさや迫力感が伝わってきます。 映画というものが世の中に広まる前の前衛作品です。 当時の雰囲気も伝わり、非常に貴重な記録作品だと思います。
- syu********
3.0点
ギリシャ古代遺跡に始まり、その彫刻と同じようにポーズをとる裸体美の描写 映像美と斬新さが世界中から絶賛を受け、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲得。日本でもキネマ旬報外国映画ベストテンの1位を獲得、戦前の観客動員記録を樹立するなど大ヒットを記録した。 この大会において、宣伝効果を高めることを目的に古代オリンピックの発祥地であるオリンピアで五輪の火を採火し、松明で開会式のメインスタジアムまで運ぶ「聖火リレー」が初めて実施された。 なお、ドイツ政府は聖火リレーのルート調査のためにルート途上の各国の道路事情を綿密に調査したが、1939年に勃発した第二次世界大戦においてドイツ軍がこの調査結果を活用したという逸話が残っている。 大戦後にナチ賛美のプロパガンダ的映像表現をしたかどで糾弾され、レ二の映画監督としての生命は絶れた。政治的問題とは別に映画史的な評価は今日までも高く、戦後の映画制作者のいくどない挑戦にも関わらず、この作品を超えるオリンピック映画は生まれていないとされる。 ちなみにオリンピック映画で本作に次ぐ評判を得たのが、『オリンピア』に強く感銘を受けたという市川崑の『東京オリンピック』であるが、これも創作的な演出を施した映像により「記録か芸術か」という議論を巻き起こした。
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4.0点
1938年。レニ・リーフェンシュタール監督。1936年ベルリン・オリンピックの第二部。「水」のイメージ映像からの導入。たしかに水泳やヨット、ボート、飛び込みなど、「水」にまつわる競技が意識的に取り入れられています。第一部「民族の祭典」に比べて、競技→客→競技→客→決着という流れが薄くなって、あまり客がでてこない代わりに、競技者たちの躍動感をメインにしているようです。 最後にくるのが「飛び込み」。下から空を含めて、または上から水を含めて、そして水中で。逆回転まで使って「飛び込む人々」を描きます。しかし何かに向かってではなく、飛び込んでいる途中、宙に浮いている姿が重視されているらしい。そういえば、一部二部を通じて、下から競技者をあおって空を撮る映像もおおかった。ニ部の最初の「体操」も、当時は室内ではなかったようで、青空をバックにしています。地面を離れて、次の着地に至るまでの、つかのまの「人と空」の一体感が美しい。