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ピンクの豹 (1963)

THE PINK PANTHER

監督
ブレイク・エドワーズ
  • みたいムービー 14
  • みたログ 234

3.40 / 評価:40件

ユーモラスな名曲にのって

  • gar***** さん
  • 2009年10月2日 23時25分
  • 閲覧数 462
  • 役立ち度 12
    • 総合評価
    • ★★★★★

ダーラ王女(クラウディア・カルディナーレ)が所有する宝石“ピンクの豹をめぐって怪盗ファントム(デヴィッド・ニーブン)とクルーゾー警部(ピーター・セラーズ)が、繰り広げるドタバタを描いたお洒落コメディー。
この映画といえば、ヘンリー・マンシーニのテーマ曲。サックスの意味ありげなメロディが何ともいえないユーモラスでスタイリッシュな名曲です。日本では、ドリフターズが『八時だよ全員集合』の泥棒コントでおなじみですね。最近テレビで見たので、ふとこの映画が見てみたくなりました。
まず、何よりこの映画の魅力はキャスト陣。私は、クルーゾー警部のピーター・セラーズ(洒落にならないドジぶり)も良いが、断然ファントムを演じたデヴィッド・ニーブンを押します。とにかくこの方渋くて素敵です。でも、それだけなら特におもしろくも何ともないですが、この人の魅力はトボけた振る舞いやおマヌケな行動をしても下品にならず上品さを決して失わない所です。その魅力が特に出ているのが、クルーゾーの留守中にクルーゾーの妻でファントムの愛人兼協力者のシモーヌ(素晴らしい美人、キャプシーヌ!)の部屋に忍び込むが、クルーゾーが戻ったりしてベットの隠れたりする羽目になるシーン。まさに寝室コントともいえるズッコケたシーンですが、それでもそのずっこけぶりに何ともいえない上品さと憎めない愛らしさを感じます。特に雪の中から出てきた時の「こんばんわ」には、微笑ましさえ感じます。泥棒ですが、何とも憎めない魅力的な紳士です。こんな泥棒なら宝石の一つや二つあげてもいいかな~と思えます。持ってませんが…
そして、この手の映画に欠かせないのが美人。この作品では、王女を演じたクラウディア・カルディナーレとクルーゾー夫人シモーヌのキャプシーヌです。カルディナーレといえば『山猫』のアンジェリカ。けたたましい笑い声と舞踏会での素晴らしいドレス姿が印象的です。ここでは、エキゾチックで、猫を連想するような目が印象的です。特にファントムとお酒を飲んでシャンペンに酔ってしまうシーンは、その魅力が良く出ていました。キャプシーヌに関しては、とにかく凄い。何が凄いかと言えば、あんな凄い美人がこれでもかとお笑いに挑戦する所です。スキーで転んで顔から雪に突っ込むのは朝飯前、夫を誤魔化そうとしてベットに誘うが、色々苦労させられたりする所などを見ていると、この人は、顔だけではない演技の面でも光るものを持っているのだと思いました。あまり映画界では、活躍できる作品に恵まれなかったそうですがそれが惜しまれる人だと思います。
ユーモラスな名曲にのって繰り広げられる何とも楽しいコメディー。
<本物の英国紳士・デヴィッド・ニーブン>
雪の中から出てきても様になるデヴィッド・ニーブン。彼はロンドン育ちパブリックスクール卒のまさに英国紳士です。また、イギリス軍人のエリートコースサンドハースト士官学校を卒業し、第二次世界大戦で手柄を立て勲章まで貰った戦争の英雄でもあったそうです。私生活でも品行方正スキャンダルとは無縁のこの人は、まさに紳士と呼ぶにふさわしい人でもありました。

詳細評価

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