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フェノミナ

フェノミナ

PHENOMENA/CREEPERS

111

fg9********

4.0

蛆虫、バンザ~イ! いや、ウソです。

 …『歓びの毒牙(1969)』、『わたしは目撃者(1970)』、『シャドー(1982)』に続いて、ダリオ・アルジェント監督作品を観てみる。  …『フェノミナ(1984)』より4分長い『インテグラルハード完全版(1997)』ということだ。  …あらすじは、解説のとおり。  イタリアンホラーの帝王アルジェント監督が、その自由奔放な想像力を存分に発揮して、神秘的なファンタジーとグロテスクな恐怖が渾然一体となった独自の作品世界を構築。  昆虫たちと交信できる能力を持つ一方、夢遊病に悩まされ、正体不明の少女連続殺人犯が出没する危険地域を、夜な夜なひとりさまよう不思議少女を、当時まだデビュー間もない14歳のコネリーが可憐な魅力満点に好演し、世界中の映画ファンの胸を熱く焦がす異色の珠玉作に仕上がった。  …ストーリー的には、これだけで十分だろう。  後はもう、可憐な14歳のジェニファーのいたぶられ模様を愉しむだけで良い。  同級生からねっちりとしたイジメは受けるし、殺人鬼から命を狙われるし、幼児モンスターから追い駆け捲られるし、挙句の果ては、蛆虫と腐乱死体のオドロオドロプールに落とされて、アップアップまでしちゃうのだ。  ジェニファーの悲鳴に共鳴して、こちとらまで悲鳴をあげたくなってしまったワイ。  これだけ美少女をいたぶれば、さぞかしアルジェント監督は満足したに違いない。  で、この作品が発表された当時のアルジェント監督は、次のように宣った。  『「フェノミナ」は、これまで私が作った作品の中で、一番「しつこい」残酷映画である。』  最後の15分の「しつこさ」はたまらんかった。  蛆虫、バンザ~イ!  いや、ウソです。

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