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フォー・ザ・ボーイズ (1991)

FOR THE BOYS

監督
マーク・ライデル
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  • みたログ 274

4.21 / 評価:80件

拍手喝采の陰で

  • 一人旅 さん
  • 2015年12月22日 22時36分
  • 閲覧数 1447
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

マーク・ライデル監督作。

長年に渡って軍隊慰問ショーを行い続けたエディとディクシーの半生を描いたドラマ。
『グレン・ミラー物語』と『ジンジャーとフレッド』を足し合わせたような印象を受ける。キャスティングが魅力的で、ベット・ミドラー扮するディクシーとジェームズ・カーン扮するエディのコンビが見せる息ピッタリの掛け合いが楽しい。特に、ディクシーのお下劣発言連発で観客に笑いを巻き起こしていくスタイルは最高に笑えてしまう。そんなディクシーの自由奔放さに掻き乱されつつも、愛や友情という決まりきった枠組みを超越した、腐れ縁のような固い絆で二人は結ばれている。ベット・ミドラーの少しハスキーがかった歌声にも心を奪われる。ベトナムで戦争の狂気に毒された兵士たちの前で披露する歌は感動的で泣けてしまった。
慰問を続け、笑いと感動で拍手喝采を受ける二人の姿と同時に、病めるアメリカの非情な現実を身を持って味わう姿も映し出している。二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、赤狩り。輝かしい二人の歴史はアメリカの歴史とともに歩んでいく。その過程で見え隠れするそれぞれの苦悩。慰問の表舞台からは見えない戦場の生々しい現実、愛する者との別れ、悲しみ、裏切り、後悔、罪の意識。兵士たちに一時の安らぎを与え続けた二人の、一言では語ることのできない波乱に満ちた人生を笑いと哀感たっぷりに描いている。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 悲しい
  • 切ない
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